転職活動を始めようとしても、なにから始めればいいのかわからない…。
せっかくよい求人を見つけたのに、なんとなく日常に忙殺されているうちに応募締め切りが過ぎてしまった…。
応募の連絡をしたけれど、書類の準備がぎりぎりになってしまって、慌てて作成した書類を送付し、結果は不採用だった…。
そんな失敗をした事がある方も多いのではないでしょうか。
求人との出会いも運とタイミングですから、次があるからいいや、と見送ったところ、その後、同じような求人はなかなか出てこなかったなんて事もよくあります。
まさに逃がした魚は大きい・覆水盆に返らず、という訳です。
そこで今回は、転職求人への応募に役立つ、
- 履歴書や職務経歴書作成
- 企業研究や面接テクニックを集めた記事・サイト
を筆者の独自チョイスの元ご紹介します。
1.履歴書・職務経歴書作成におすすめサイト・サービス3選
1-1.Doda 履歴書の書き方講座
オススメ度:★★★★★
オススメな人
- これから就職活動を始めようという方
- これから履歴書・職務経歴書を書こうという方
- 既に転職活動を始めているが、履歴書の書き方や送付の仕方で迷ったことがある方
特徴
転職大手サイトであるdodaの履歴書講座です。
企業が履歴書から何を読み取るかの解説から始まり、基本的なルール、キーワードなどが解説されているだけでなく
- いかにして担当者の目に留まるか
- 応募書類の送付はどうするか
など、つい忘れがちなポイントやちょっとした加点を稼ぐポイントについても記載されています。
履歴書を作成する際に迷う方が多く、実際に間違いも多いのが西暦と和暦の変換ですが、本サイトには年号の早見表も準備されています。
1-2.マイナビ転職 職務経歴書職種別ダウンロード
オススメ度:★★★★★
オススメな人
- 職務経歴書の書き方がわからない方
- 職務経歴書の書き方で迷った方
特徴
企業の書類選考で、履歴書と同時に必ずと言っていいほど要求される職務経歴書のテンプレートがダウンロードできます。
中でもマイナビのウェブページでは、医療、メカトロ、営業、企画など職種や業種別に様々なサンプルが用意されているのが特徴です。
現職やこれまで経験した職種だけでなく目指したい職種のサンプルをダウンロードして、一読してみるとよいでしょう。
職務経歴書や履歴書のテンプレートはこのほかにも多数公開されていますから、自分に合った使いやすいものを使用するといいでしょう。
もちろん、きちんと自分の言葉で書くのが基本中の基本ですから丸写しはNGです。
きちんと考えないと、ほかの応募者と同じような内容、または具体性のない内容になってしまいますし、面接官もこのようなサイトをチェックしている場合があります。
1-3.転職を成功させる自己分析4つのステップ
オススメ度:★★★★
オススメな人
- 応募しても書類選考で落とされてしまう方
- 転職回数の多い方
- どんな仕事がしたいか、迷われている方
特徴
就職活動で自分を売り込むためには、まず自分をきちんと知る必要があります。
履歴書や職務経歴書を書く前に、自己分析をきちんと行い、自分の能力や経験、希望を明確にする必要があります。
このサイトではそんな自己分析の方法やポイントを4つのステップに分けて紹介しています。
何度応募しても書類選考で不採用となってしまう…、そんな方はまず自己分析からやり直してみてはいかがでしょうか?
2.業界研究におすすめサイト・サービス4選
2-1.日経キャリア教育.net
オススメ度:★★★★★
オススメな人
- 新卒の方
- 異業種・異業界への転職を目指す方
- これから業界研究を始めようという方
特徴
業界研究というと新卒者や転職者のためのコンテンツを想像しがちですが、こちらのサイトは転職者ではなく大学教職員のための就業力支援サイトです。
主要な業界の特徴だけでなく課題についても簡潔にまとめられており、どのような業界があるのかよく分かっていない新卒者の方や、それまでとは異なる業界・業種へ転職しようという方には特におすすめです。
基本的な知識として一読しておいてもよいでしょう。
2-2.リクナビ 就職ジャーナル
オススメ度:★★★★
オススメな人
- 既卒・新卒問わず求職活動中の方
- 業界間の関連性を知りたい方
特徴
各業界のトレンドをイラスト入りで紹介しているコンテンツです。
シンクタンクの研究者や人事担当者などが具体的な企業名を出して解説してくれるので、非常に判りやすいです。
業界間の関わりや相互作用などにも触れられており、求職活動中でなくても、一読して損はない内容となっています。
2-3.エン転職「企業研究・業界研究のやり方」
オススメ度:★★★
オススメな人
中途採用を目指す方
特徴
大手転職サイトのコンテンツで、業界研究の具体的な方法について紹介しています。
企業のウェブサイトから、新聞・業界紙、さらには四季報といった紙媒体、イベントなど、ビジネスパーソンとして実際に抑えておかなければならない内容になっています。
2-4.就活塾:一番効率のいい業界分析・業界研究の5つのやり方
オススメ度:★★★
オススメな人
- はじめて業界研究をしようという方
- 業界研究が何かよくわからない方
- 業界研究の方法を知りたい方
特徴
求職活動において業界研究は志望先を決める大切な項目です。
しかし、そもそも業界研究とは何なのか、よく分からないという方もいるのではないでしょうか。
このサイトでは研究対象を一企業→関連企業→関連業界→そのほかの業界という風に、徐々に広げていくことで、効率よく業界研究を行う方法を紹介しています。
効率化することで、業界研究に割く時間を減らすことはもちろん、より深く研究すること、より深く理解することが可能です。
3.企業実態調査に役立つサイト・サービス5選
3-1.応募企業の公式ウェブサイト
オススメ度:★★★★★
オススメな人
その企業に応募する方
特徴
なんといっても外せないのが、企業の公式ウェブサイトです。
従業員数や求人状況、主要取引先など企業のオフィシャルな実態が記載されていますし、社史や社是、社長のあいさつなどは企業風土を知る上で重要な手掛かりとなります。
求人に応募する前、書類を作成する前に絶対に目を通すようにしてください。
3-2.SNSの企業ページ
オススメ度:★★★★★
オススメな人
その企業に応募する方
その企業を応援している方
特徴
公式ウェブサイトよりは一般的ではありませんが、SNSを利用して広報活動をする企業が増えてきました。
公式ウェブサイトよりもくだけた表現や内容である場合が多いようです。
新商品の案内やイベントなどが紹介されていることが多く、企業の在籍者や広報担当者の目を通してカジュアルな側面を垣間見られることもあり、応募企業がSNSを活用しているのであればチェックしてみるべきです。
また、企業規模によっては、人員募集がSNSを通じて宣伝されることもあります。
お目当ての企業がある方は、その企業が現時点では求人を出していないとしても、SNSが情報をいち早くキャッチするためのツールとして有効な場合もあります。
3-3.転職会議
オススメ度:★★★★
オススメな人
- 希望する企業を退職された方の理由を知りたい方
- 社風や人間関係を重要視して転職活動をされている方
- 実際の年収など、通常は入社後でないと知りえない情報について知りたい方
- 大手企業への転職を目指す方
特徴
企業の従業員視点での口コミサイトです。
閲覧に際しては、口コミの記入が必要となりますが、得られる情報は企業の内情をよく物語っています。
年収のほか、会社の風土、社風や、企業体制についても記載があるのが特徴といえます。
一方で、サービスの特性上、在職者よりも退職者からの口コミが多いようで、ネガティブなことが書かれていることも多いです。
情報については、一歩引いて考える必要があります。
登録企業をみると、土木建築分野に強いようです。
どうしても従業員数の多い大手企業への口コミが多くなりますから、中小企業へ転職しようという場合はあまり役に立たないかもしれません。
3-4.キャリコネ
オススメ度:★★★★
オススメな人
- 希望する企業を退職された方の理由を知りたい方
- 社風や人間関係を重要視して転職活動をされている方
- 実際の年収など、通常は入社後でないと知りえない情報について知りたい方
- 口コミの中でも特に年収に関する情報を得たい方
- 大手企業への転職を志す方
- サービス業を目指す方
特徴
従業員の口コミサイトとして転職会議に次いで掲載企業数が多いのが、キャリコネです。
キャリコネは転職会議に比べて登録企業数は劣りますが、年収に関する情報が豊富という特徴があります。
登録企業をみると、サービス業の割合が圧倒的に多く、サービス業、不動産などでは転職会議よりも多い登録数となっています。
現役社員へのインタビュー記事の掲載など、独自の記事も用意されており、目的とする企業の登録がなくても楽しむことができます。
3-5. Vorkers
オススメ度:★★★
オススメな人
- IT系の方
- ランキングの比較がしたい方
特徴
転職会議やキャリコネに比べると登録企業数は少ないものの、多数のランキングが準備されていることがVorkersの魅力です。
掲載企業数は少ないものの、IT分野に強い、企業間の比較ができるといった特徴があります。
4.面接テクニックに役立つおすすめサイト・サービス4選
4-1.5分で不安解消!中途採用面接の9つのポイント
オススメ度:★★★★★
オススメな人
- 面接まで時間がない方
- 面接の注意点を全体を通して知りたい方
- はじめて面接を受ける方
特徴
タイトルの通り、中途採用における面接のポイントを9つにまとめて紹介しています。
面接の準備、持ち物や身だしなみから、実際の面接当日の注意事項までがポイントごとに紹介されています。
書類選考の合格から実際に面接を受けるまでにしなければならないことが一連の流れとしてわかるので、面接の連絡が来たら一度は目を通しておきましょう。
4-2.マイナビ転職「面接でよくある質問の回答45例」
オススメ度:★★★★
オススメな人
- これから面接を受けようという方
- 面接官の質問の意図を知りたい方
- 書類選考はクリアするが、いつも面接で不採用となってしまう方
特徴
面接でよくきかれる質問例とその解答例をお手本回答例とありがち失敗解答例に分けて紹介しています。
本サイトの良い点は、質問者がどのようなことを聞きたくてその質問をしているのか、質問者の意図にまで触れて解説してくれている点です。
また、年代や状況別に分けられており、自分の状況にあった解答例をみることができます。
質問の意図をきちんと把握することで、的外れな回答を避け、採用へ近づくことができると思います。
4-3.マイナビ転職「面接マナーで私が不採用を決めたワケ〜第一印象編〜」
オススメ度:★★★★
オススメな人
- これから面接を受けようという方
- 面接の基本的なマナーについて知りたい方
- 書類選考はクリアするが、いつも面接で不採用となってしまう方
特徴
面接においては、その受け答えはもちろん、身だしなみや言葉遣いといったごく基本的なことまでチェックされるのが普通です。
しかし、そのごく基本的なマナーが出来ておらず、質問の受け答えや条件、人物以外の面で不採用とされる方も多いと思っています。
アンケートをもとに、採用担当者がどのようなマナーを気にしてチェックしているのかを紹介しています。
4-4.DODA「面接官への逆質問テクニック」
オススメ度:★★★
オススメな人
- 「何か質問はありますか?」という質問に困ったことがある方
- 面接でのPRチャンスを逃したくない方
特徴
「何か質問はありますか?」というセリフは面接時の質問としては定番中の定番です。
その一方で、緊張からつい「とくにありません」と答えてしまう方も多いようです。
この質問は面接の終盤に出されることが多く、どのように答えるかで、面接後の印象を左右する重要な問いかけです。
そんな大切なPRチャンスを逃さないためのポイントを解説しているのが、このページです。質問を出すポイントと、注意事項について紹介しています。
5.求人検索のおすすめサイト・サービス2選
最後に、求人を探すのにおすすめなサイト・サービスをご紹介しましょう。
5-1.Indeed(インディード)
オススメ度:★★★★★
オススメな人
- 求職中の方
- 希望条件に合致する求人が少ない方(マイナーな職種、求人の少ない地域での就職を希望する方)
特徴
求人情報を検索するうえで、圧倒的におすすめしたいのがindeedです。
indeedは様々な媒体に掲載された求人情報を網羅的に検索できるサービスです。
最近はTVコマーシャルを放映していますから、目にしたことがある方も増えてきたのではないでしょうか。
さまざまなウェブ上の求人を検索できるだけでなく、年収や雇用形態、就業場所など様々な条件での検索が可能です。
数多ある転職サイトを一つ一つチェックするのは現実的とは言えませんから、このような検索サービスを利用するといいでしょう。
5-2.ハローワークインターネットサービス
オススメ度:★★★
オススメな人
- とりあえず求人情報を見たい方
- 官公庁や中小企業の求人を見たい方
特徴
求人情報の検索と言ったら、まずハローワークを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
無料の媒体であるだけあって、その内容は玉石混合といった印象です。
予算の少ない中小企業や、官公庁における求人はとりあえずハローワークに掲載して様子を見る、といったことも多く、思わぬ掘り出し物求人が転がっていることも少なくありません。
一方で、実際には採用する気のないいわゆるカラ求人や、条件の非常に悪いブラック求人も含まれており、応募には注意が必要です。
誰でも気軽に見ることができるので、とりあえず求人情報を見たい、といった場合には便利なサービスです。
まとめ
インターネット検索の発展した昨今では、少し調べれば役に立つ情報がたくさんあふれています。
一方で、その情報は真偽が入り乱れており、どの情報を信用するのかは、その後の転職活動を左右する重要な選択です。
また、ほかの応募者や面接する側も同じように調べて準備しているのが普通ですから、調べた内容の丸写しは厳禁です。
得た情報はあくまで参考として、きちんと自分で考えて準備することが大切です。
業界や業種によって、マナーやルールが異なる場合もありますが、基本的なビジネスマナー、ビジネススキルを身につけることで、分野を問わずに採用にこぎつけることも可能です。
今回ご紹介したサイト・コンテンツはどれも、業界や分野を問わずに役立てる有益な情報ばかりだと考えています。
良い転職先を見つけるために、ぜひ役立ててください。