一応安全らしいです。
原子力発電所の上についている冷却塔は、超高温に熱せられた水を冷やすためにありますが、ちょっと意外なことにも使える、かも?
あるバンドグループが使われなくなった冷却塔の中でレコーディングしてみたら、スネアの反響で予想外にすんごい音になったんですって。その様子をおさめた動画をご覧ください。
スネアを叩くと反響してグルグルと上に回って行くように音が響いていきます。なんだか雷のようにも聞こえるような…。
「Thunderpussy」というバンドがワシントンにあるサトソップ原子力発電所の冷却塔の中でパフォーマンスしている時に発見したのだそうです。
ちなみに、使われていないからといって原子力発電所の上でこんなことをして安全なのか、という素朴な疑問ですが「ここに限っては安全」です。
というのもサトソップ原子力発電所は1977年にアメリカ市場最大の原子力発電所として建設が開始されましたが、83年に予算不足を理由に建設中止になったものなのです。つまり一度も電気を発電させていないので、放射能云々に関しての問題はないみたい(老朽化して危ない、ということはあるかもしれませんが)。
ちなみに冷却塔でレコーディングした音楽の動画は上がっていなかったので、どんな仕上がりになったのかは謎のまま。ちょっと聞いてみたいですよね。
Image: Sylvia Massy / YouTube
Andrew Liszewski - Gimodo Sploid[原文]
(中川真知子)