記入した文章を即座にチェック、校正してくれるアプリが良さげだったので紹介します。
できること
- 「ですます」調と「である」調の混在をチェック
- 二重否定をチェック
- 全角と半角アルファベットを混在をチェック
- ら抜き言葉か使われてないかをチェック
- 文中に同じ助詞が複数出てくるのをチェック
- 同じ接続詞が連続して出現していないかどうかをチェック
- 逆接の接続助詞「が」が安易に使われていないか(同一文中に複数回出現していないか)をチェック
- IMEの入力ミスによるtypoなど不自然なアルファベットを指摘
- inao/WEB+DB PRESS用語統一ルールを元に表記揺れをチェック
- "〜かもしれない" のような弱い表現の利用を禁止
- 冗長な表現を禁止
…以上は一例です。他にも色々あります。
作者の方自身もブログを書かれているので、そちらも読んでみてください。
textlintのElectronアプリを作った | Web Scratch
使い方
インストール
Githubから最新版をインストールします。
Macであれば現時点の最新版は「textlint-app-1.4.1-mac.zip」となっています。これをダウンロード、解凍すると「textlint.app」ができるので、アプリケーションフォルダに移し、「右クリック&開く」などで起動してください。
初期設定
まず、左カラム「Setting」タブの「.textlintrc configuration」欄に、校正の設定(.textlintrc)を入れます。ここはひとまず、次のコード(技術書向けプリセット)をペーストし、「Install」をクリックしましょう。
{ "rules": { "preset-ja-technical-writing": true } }
Macであれば/Users/○○○○/Library/Application Support/textlint-app/textlint/default/node_modules/
に各種ファイルがダウンロードされていれば成功です。
文章チェック
左カラム「Edit with textlint」のタブを開き、文章を入力します。もちろん、他のエディタで書いた文章をコピペしても良いです。
文章の内容に問題があれば、右カラムにエラーが出ます。わかりやすいし、リアルタイムに反映されるのが良いですね。
当記事の文章でも使ってみたところ、何箇所か指摘されて修正しました…。(ありがたや)
終わりに
アプリについて、こちらの記事を読んで知りました。🙏
textlintアプリでブログの文章校正を一応行う | Qookie Tech
textlintについては去年のWordCampTokyo2017にてナユさんが紹介されていたのをきっかけに知っていて、個人的には試していました。ただ、コマンドラインに慣れていないと難しいなという印象もあり、今回のアプリなら日頃プログラミングしないような人でも比較的簡単に扱えるのではないでしょうか。
私もまだ設定をあれやこれやいじってる最中なので、もう少し詳しくなったら改めて何かしら記事にします。
関連記事
校正の設定(.textlintrcの記述)に関してはこちらの記事が詳しいです。プリセットを使うことも、自分の好みに合わせてカスタマイズしていくこともできるわけです。
ルールプリセットを使ってお手軽にtextlint入門 | Web Scratch
ルールの一覧はGithub上でまとめられています。
Collection of textlint rule · textlint/textlint Wiki
そもそもtextlintが何なのかを知るには次の記事がおすすめです。