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週末は家めしクッキング

週末レシピ タイめしがいつもの花見をアップグレード

2018/3/18

今年の花見にはぜひタイめしを

 週末レシピ、今週はタイめし。高級料亭でおなじみのアレである。だが今回作るのは、材料ふたつ、手順もふたつ、炊飯器で炊くだけ、とめちゃくちゃ簡単なくせに、その味は「私、やればできる子だったの?」と涙で前が見えなくなること必至の極上品。しかもスーパーで買える材料だけで作れ、うまい安い簡単のいいことずくめだ。

 世間では早ければ今週末にも、春のトンチキ騒ぎ「花見」が始まることだろう。もしあなたの花見が「それぞれが酒と食べ物を持ち寄る」タイプだったら、ぜひこのタイめしをお持ちいただくといい。「自作のタイめしを持ってきたスゴイ人」として人々の記憶に残ることだろう。もしかするとタイめしから始まる恋があるやもしれぬ。少なくとも人としての株は上がること間違いなしだ。

 まずは最も簡単なタイプから紹介する。初めてならここからチャレンジしてみよう。次に「オレはもうちょっとできる子」という自負がある人向けに、より自分好みにカスタマイズするための、アレンジ技も紹介する。さらに盛り付けのバリエーションや、花見弁当にするときのちょっとしたコツもご紹介したい。では、始めよう。

■最も簡単なタイめし

最も簡単なタイめしの材料

【材料(約3人前)】

コメ 2合 / タイの切り身(できれば中骨つきのもの) 2切れ / 塩 小さじ2分の1+小さじ2分の1 / 好みでミツバ、桜の花の塩漬けなど

【手順】

(1)タイを焼く

(2)コメと一緒に炊き込む

 タイめしには数多くのレシピがあるが、これは最もシンプルなもの。材料はコメとタイだけ、味つけは塩だけである。

 コメはいつも炊くのと同じように準備しておく。つまり、水が濁らなくなるまでしっかり研ぎたい人、研いだあとザルにあげておく人、水につけて浸水させる人、浸水は30分の人、いやいや1時間は浸水させたい人、それぞれの流儀に従って準備する。ちなみに私の流儀は「浸水とかしてみたいけどいつもバタバタ時間がないためわーーーっと手短に研いで早炊きボタン一択」という落ち着きのないものだが、それでもタイめしはおいしかった。安心して自分の流儀を貫いてほしい。

 準備ができたら好みの水加減にし、小さじ2分の1の塩を加え、そっと混ぜて溶かしておく。これはやや薄味なので、冷めてから食べる場合はもうふたつまみくらい塩を入れてもいい。

 
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