こんな疑問をお持ちではありませんか?
- マイイーサウォレットを使いたいけど、どんな危険性があるの?
- マイイーサウォレットの偽サイトがあるって本当?
- 安全にマイイーサウォレットを使うためにはどんなことに注意すればいいの?
この記事ではそんな疑問をお持ちの方に向けて、マイイーサウォレットを利用する際に注意しておきたい危険性や仮想通貨を安全に管理するために知っておきたいポイントなどについてご紹介します。
もくじ [非表示]
マイイーサーウォレットの利用者は増加中
最近はICOの人気が高まっていて、ICOに参加するために、マイイーサーウォレット(MyEtherWallet)を利用する方も増えているようです。
イーサリアムのトークンの一つであるERC20を利用することで比較的簡単にICOが実現できるため、現在はICOの購入時にイーサリアムが用いられることが多いです。
ICOの購入時には、仮想通貨取引所から直接取引するのではなく、ウォレットから入金しないとトークンを受け取ることができません。
参考記事:【ICO】レジャーナノSとマイイーサウォレット連携!ETHの送金方法
マイイーサーウォレット(MyEtherWallet)はイーサリアムの公式ウォレットです。
信頼性も高く、ICOで受け取ったトークンも一括管理できるなど利便性も高いため、ICOに参加する方の間で人気があるのです。
偽サイトには要注意!
ICOの人気が高まるとともに利用者が増えているマイイーサーウォレットですが、新規利用者を狙った偽サイトが登場しているので、注意が必要です。
偽サイトは見た目も本物のサイトと見分けがつかないほど巧妙に作られているので、サイトにアクセスしただけでは、まず偽物だと気づくことは不可能です。
偽サイトにアクセスすると、秘密鍵(プライベートキー)を盗まれ、マイイーサウォレットに保管している大切な仮想通貨を全て失う危険性があります。
偽サイトに騙されないためには、正確な公式サイトのURLをブックマークに保存しておくことが一番確実です。
マイイーサウォレットのサイトはこちらです。
https://www.myetherwallet.com/
最初にアクセスする際は、必ず正しい公式サイトにアクセスするように厳重に注意しましょう。
GoogleやYahooなどの検索エンジンで「マイイーサーウォレット ログイン」などと検索してトップに表示されているサイトだからといって信用してはいけません。
間違えて偽サイトをブックマークしていたという方もいらっしゃるようなので、ブックマークをする際には検索エンジンは利用せずに、公式サイトのURLが正しいかを慎重に確認してからブックマークするようにしましょう。
セルフゴックスの危険も!
マイイーサーウォレットなどのウォレットは、仮想通貨を安全に保管できるというメリットがある反面、秘密鍵を自己管理しなければいけないというデメリットもあります。
自己管理がしっかりできずに秘密鍵を紛失してしまった場合は、ウォレットを利用することができなくなってしまいます。
このように自分自身のミスで秘密鍵を紛失して、仮想通貨を失うことは”セルフゴックス”と呼ばれています。
ホリエモンこと堀江貴文氏も、ICOでイーサリアムを1万円分購入していたのに、ウォレットの秘密鍵を忘れてしまったせいで、全く手出しできなくなってしまったそうです。
ホリエモンクラスの方なら、上場後に高騰したイーサリアムの利益が得られなくても「ま、いっか」という感じなのかもしれません。
ですが、宝くじに当選したレベルの利益が出ているに秘密鍵を忘れたばかりに無価値になってしまうなんて、普通は気が狂いそうですよね。
実態のない仮想通貨は秘密鍵を紛失すると無価値になってしまうことを忘れないようにしましょう。
パソコンがハッキングされる危険性も!
マイイーサーウォレットの秘密鍵やパスワードをパソコンに保存して管理している場合、そのパソコンがハッキングされることにより秘密鍵が盗まれる危険性もあります。
最近は、マルウェアでファイルを勝手に暗号化して使用不可能な状態にして、解除する代わりにお金を要求するランサムウェアが猛威を振るっているようです。
秘密鍵などの大切な情報をパソコンだけに保存している場合、お金を払ってでも取り戻したいという方も多いと思いますが、そのような心理を利用した悪質な手法ですね。
パソコンを悪質なマルウェアやハッキングから守るためには、ウィルスバスター、マカフィー、ノートンなどのセキュリティソフトをインストールすることが基本です。
「スマホなら安全」は間違い?
スマホならPCと違ってハッキングされないと思って、スマホのメモ帳などに秘密鍵やパスワードを保存している方もいらっしゃるかもしれません。
実はそれは間違いで、スマホもPCと同様にハッキングされる危険性があるのです。
特に、鍵なしWi-Fiを利用したハッキング手口には要注意です。
鍵なしWi-Fiは、パスワードなしで誰でも接続できるので便利に思えますが、実はハッカーが仕組んだものである危険性があるのです。
ハッカーが仕組んだWi-Fiに接続してしまうと、スマホは完全に乗っ取られてしまい、スマホに保存した内容もすべて見られてしまいます。
鍵なしWi-Fiには意図的に接続しなくても、近くで電波が強いWi-Fiに自動的に接続されてしまう場合もあるので、外出中、不要なときはWi-Fiをオフにしておくことをおすすめします。
また、スマホをうっかりトイレなどに落として水没させてしまうと、中のデータを復旧できない危険性もあります。
やはり、スマホも秘密鍵の保管場所として安全とは言えないですね。
マイイーサーウォレットの秘密鍵の安全な保管法
GoogleドライブやDropbox(ドロップボックス)などのオンライン上のクラウドストレージは、仮想通貨取引所と同様にハッキングのリスクがあると感じて避けている方も多いかと思います。
ですが、クラウドストレージには、複数のデバイスからアクセスできるため、パソコンやスマホの物理的な故障やハッキングによる危険性を回避できるという利点があります。
GoogleドライブやDropboxは工夫次第では、安全にマイイーサーウォレットなどの秘密鍵の保管する場所として利用することが可能です。
保管先のリストと秘密鍵のリストを別のExcelファイルで管理して、Excelファイル自体にもパスワードをかけておけば、万一、ファイルが盗まれたとしても秘密鍵が悪用されて仮想通貨が盗まれるリスクは限りなく低くなります。
マイイーサーウォレットなどの秘密鍵の安全な保管方法として、個人的には一番おすすめです。
マイイーサウォレットの危険性・注意点まとめ
今回は、マイイーサウォレットを利用する際に注意しておきたい危険性や仮想通貨を安全に管理するために知っておきたいポイントなどをまとめてご紹介しました。
この記事のまとめ
- マイイーサーウォレット(MyEtherWallet)はイーサリアムの公式ウォレット信頼性も高く、ICOで受け取ったトークンも一括管理できるなど利便性も高いため、ICOに参加する方の間で人気がある
- マイイーサーウォレットの偽サイトが存在し、偽サイトにアクセスすると、秘密鍵(プライベートキー)を盗まれて、保管している仮想通貨を全て失うリスクもある
- 偽サイトに騙されないためには、正確な公式サイトのURLをブックマークに保存しておくことが一番確実
- マイイーサーウォレットの秘密鍵やパスワードをパソコンやスマホに保存して管理している場合、ハッキングにより秘密鍵が盗まれる危険性もある
- GoogleドライブやDropboxなどのクラウドストレージは工夫次第では、マイイーサーウォレットなどの秘密鍵の安全な保管場所として利用することが可能