クウォーツ(水晶)

神秘の魂への あ・れ・こ・れ

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カメハメ波と元気玉と北斗百烈拳を習得するために

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気(き、KI、Qi)

中国思想や道教中医学漢方医学)などの用語

気は目で見ることはできません

流動的に運動し、作用をおこすのです

凝固して可視的な物質という概念も有りますが

数値化して測定することが不可能で

存在を科学的に証明することはできないのです

 

英語=Aura(アウラ

ラテン語=spiritus(スピリトゥス)

ギリシア語psyche(プシュケー)・pneuma(プネウマ)

ヘブライ語=ruah(ルーアハ)

サンスクリット=prana(プラーナ)

で呼ばれるように

生命力や聖なるものとして捉えられていて

霊的・生命的気息を表している

 

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気という考えの基礎として

 雲気・水蒸気と区別されずに

  大気と同じものとみなされて

思想上の概念としての「気」が成り立つ

 

雲は大気の凝結

風は大気の流動

大気が呼吸で体内に充満・循環・身体を賦活する

   生命力となるのです

ミクロコスモスである人間身体の呼吸

マクロコスモスである自然の気象

この二つが大気を通じての

ダイナミックな流動性から連続性と対応した結果

  霊的で生命的な原理生み出すのです

 

人間は息をすることで内側から満たし

生き物としての勢力や元気を与え活かするもの

気息といいます

 

精神性、霊的な次元も、生命的な次元含まれる

精神的な次元は生命的な力です

息は大気との連続的なもの

天気などの自然の流動とも関係深く

あらゆる自然現象も

ひとつの気の流動・離合集散となる

 霊的な生命力として把握された気息

生命力を与えるエネルギーに等しい 

 

日本語の表現としての気

日本語には気と言う言葉を使う表現がある

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・気になる・気をつける・気を使う

・気が付く・気に障る・気が散る

・気をやる・気合い

 

江戸時代の儒学者熊沢蕃山

理念の基として「神気」という概念を掲揚

熊沢蕃山の語る「神気」

降雨による湿潤な空気と多様な植物が作る

※ アニミズム的 ※感覚を指す

※生物・無機物を問わないすべてのものの中に霊魂

  もしくは霊が宿っているという考え方※

 

 

中医学の気

主な活動部位により名称がある

・原気(元気)生命活動の原動力

 母体から受け継ぎ腎臓に貯蓄される先天の精が

 変化生成したもの

 中焦からもたらされる後天の精により補給

  臍下丹田

(陰交穴、気海穴、石門穴、関元穴のあたり)に集まり

三焦の働きで経絡を介し、全身を循って

  臓腑・器官・組織に活力を与えるもの

原気が旺盛なら下腹部に張りがあって

体内の臓腑・器官も力強く働くため

活気があって粘り強く、疾病にもかかりにくい

原気が衰えると、下腹部が軟弱となり

臓腑・器官も弱く障害を受けやすくなるので

活動も弱々しく、疲れやすく、冷えて

疾病にかかりやすい

宗気肺において後天の精と天の気が交わって

胸中(膻中)に集まる気である

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・宗気=臓の活動を支えている気

 五臓の心と肺(六腑においては三焦の内、上焦)

              と関係が深い

  (心の拍動を力強く、規則正しく行わせたり

       呼吸や発声をしっかりとさせる気)

 宗気の不足により

  呼吸の異常(少気、短気など)が起こる

  語声に力がなくて、細くなったり

  心の拍動が弱まったり規律性を失う

 

・営気(栄気)=後天の精から得られる陰性の気

            (水穀の精気)

 津液を血に変化させて、血とともに脈中を行き

 1日に人体を50回以上も循って臓腑や手足など

 内外諸器官を栄養してそれらの活動を支える

 

・衛気=後天の精から得られる陽性の気

           (水穀の悍気)

 脈外を素早く循る気で、特に体表近くで活動

 肌膚を温め(体温保持

 腠理を開闔(皮膚の収縮と弛緩)

  外邪に対する防衛的な役割をしている

 昼間に人体の陽の部(体表部)を25周

 夜間に人体の陰の部(体内部)を25周する

 

 ・真気(正気)=先天の気と後天の気からなる

         人体の正常な活動を支える気 

  推動作用人の成長・発育や

  一切の生理的活動及び新陳代謝をする

  原気、宗気、営気、衛気、臓腑の気など

         全ての気に備わっている

  腎に関係する

  温煦作用臓腑・器官などの一切の組織を温める

  体温を保持する働きで

      特に衛気・原気・腎気と関係が深い

  防御作用体表において

      外邪の侵入を防御する働きで

            特に衛気と関係が深い

  固摂作用血・津液・精液などをつなぎ留める働きで

  血が脈外に漏らさない(脾の固摂(統血作用))

  汗や尿がむやみに漏れ出る(遺精→腎の固摂作用)を

                  防いだりする

  営気、衛気、脾気、腎気と関係が深い

  気化作用精が気に、気が津液や血に変化したり

  津液が汗や尿になって体外へ排泄する働きで

  営気、衛気、宗気、脾気、肺気、腎気と関係が深い

  臓気五臓におさまり

    それぞれの経絡の活動を支えている気である

  経気経絡中を行き全身を循り

  それぞれの経絡の活動を支えている気である

  胃気胃を働かせる気

  胃の働きによって得られた後天の気のことで

  有無は予後に重要な影響を及ぼすとされ

  診断上(特に脈診)も重要視されている

 

中医学における気の利用

漢方、鍼灸、気功に分類される

 

・漢方 (薬膳などを含む)

生薬などを患者に服用させることで

   臓器のバランスを整える

経絡の流れを改善し体内の気の流れを

  良くして病気を改善させる方法

  風邪のひき始めは葛根湯

   血液の循環を良くします

 

鍼灸

経絡上にあるツボを刺激し、気の流れを整え

臓器の調整を行い病気を改善させる方法

  個人的に大好きです

 鍼を刺される瞬間の緊張と

 刺した後の身体を駆け巡る痛みの融合

 灸のじわりじわりと熱が肌を

     刺すような熱・痛

 たまりませ~ん

 

・気功は

通じにくくなった経絡中の気の流れを

より直接的に開通させて病気を改善させる

患者自身が体内の気の流れを良くしてバランスを

はかれるように調整する方法である

  気功の治療はよく解りません!

 「はっ・はっ」と気を巡らせて

 くださる気持ちは受け取りますが・・・

 

武術では、独自の「気」の概念・理論

日本武道では合気道が有名

日本の武道と中国武術では解釈に若干の違いがある

 

気について解りやすく他の者に伝える為

宗教的な気の捉え方を合体させた流派、門派も存在

遠当(とおあて)といい、相手の身体に接触せず

          相手を倒す技術が存在する

これは離れた相手に気を当てるといった技術

遠当を放って相手の姿勢を崩した後に弓で

    矢を放って射止めたと言われている

  同名 (遠当) の遠距離攻撃術もある

 

武術における気とは

体の「伸筋の力」・「張る力」・「重心移動の力」といわれる

様々な鍛錬(中国武術では練功)を行い身に付ける

「力む」と屈筋に力が入ってしまい

「張る力」を阻害することになる

伸筋を働かせても、「力む」感じは無く

「張る」感じがするだけである

 

練功の基本段階では

健康目的で中国武術を始める人もいる

   その典型が太極拳

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中国政府によりまとめられた

二十四式太極拳の普及により

太極拳は体操のようなもので

武術ではないという誤解すらあるが

これは太極拳という名前だけが

   有名になりすぎたためである

 

太極拳をはじめとする中国武術の流派の多くは

発勁を修得することを入門者の目標としている

見た目の単調さとは裏腹につらい姿勢での

      練功が繰り返し積み重ねられる

 

西洋医療には、「気」という概念はない

気功療法においては気の概念は不可欠

医学の分野に限っても、漢方における「気」と

気功でいう「気」の間には大きな違いがある

 

れっすん ー いち

楽な姿勢で座ってください

目をつぶってください

お臍の下(指2本分)に心と神経を集中です

腹式呼吸をしながらその場所に

「何か」を集めるのです!!

 

 修練だ!!

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                つづく・・・・