「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」
最高の小説を読みました。『ナオミとカナコ』という小説です。ドラマにもなったらしいですね、知りませんでしたが。海外ノマドのマナブさんとケースケさんが「徹夜になった」「寝る前は読まないほうがいい」とおっしゃっていたので相当期待していたのですが、本当に最高の小説です。私は、私は、女子の友情の話が大好物なんだ~!!!!
というわけで今回は、騙されたと思って読んで欲しい小説を3つご紹介します。ネタバレなしだから安心してくれよな。
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『ナオミとカナコ』これは確かに眠れなくなる
分厚い本で、前編がナオミ編、後編がカナコ編です。DVを受けている専業主婦のカナコに対して、デパートの外商で働く正義感の強い親友ナオミは、旦那の殺害を持ちかける・・・のですが、素人の女二人で考えたチープなトリック!でもこれがなかなかうまくできていて、犯罪を実行するまでがドキドキします。
そして、カナコ編になって、ナオミの外商客である中国人社会がとてもリアルに描かれていて、何にせよよく調べてるなという感じでした。小説はこうした細かいディテールが大事ですからね。ナオミの外商も、私は最近デパートの買い物に関心があるので、興味深く読めました。
何にせよ私は女の友情や青春を描いた話が大好きなんですよね。この本ほんと読んでみてください。
サスペンスが好きな人には『奪取』がおすすめです。これは大学の友達に「騙されたと思って読んでみ!」と言われて読んだ本なのですが、ほんとうに騙されたと思って読んでみてください。止まらなくなるし眠れなくなります。
まさか今どき偽札のサスペンスなんて・・・と思うかもしれませんが、これがすごい迫力なんですよ。まだスマホとかが出てこない時代のものであり、少し古い小説なんですが、むちゃくちゃ面白いです。前後編あるんだけど止まらないですよ。絶対読んでみてほしいです。
『ラーラはただのデブ』は少し変わったアメリカの青春小説
そして最後に紹介するのが、私のようにやや少女趣味を持っている方におすすめの、ラーラという美少女がなぞの病気でどんどん太っていくというお話です。すっごいタイトルだけど、ラーラの心の機微とアメリカの青春がよく描かれていて、面白かった!大学の友達にも好評でした。ああ、わかるぅ~女の子ってこうだよねえ、っていう永遠の女子向けの小説です。
私はこういう青春や友情の話に弱いんですよ。結構少女趣味なところがあって・・・いやあお恥ずかしい。でも今回紹介した小説は3つとも、どれも最高の読書体験ができるので、ぜひ読んでみてください。騙されたと思って、全部読んでみて欲しい!
Kindleがないのが残念だけど、文庫本でぜひ!
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