大橋経由で四国へ新幹線導入を 香川の期成同盟会がシンポ
瀬戸大橋経由で本州から四国に新幹線を導入する機運を高めようと、香川県内の行政、経済団体などでつくる期成同盟会は17日、シンポジウムを観音寺市内で開き、学識経験者や政財界のトップたちが必要性や導入効果を訴えた。
第1部では、波床正敏・大阪産業大教授が「新幹線整備で瀬戸大橋の効果を引き出す」と題して講演。新幹線導入では、瀬戸内海をどう横断するかが課題になると指摘しながらも、3ルートある本州四国連絡橋のうち瀬戸大橋は「道路・鉄道併用橋として存在し、橋自体も新幹線が走行できるよう設計されている」と強調。巨大インフラの有効活用の面からも導入は望ましいとの認識を示した。
第2部のシンポジウムでは、四国経済連合会の千葉明会長や香川県の浜田恵造知事ら6人が登壇した。
千葉会長は、岡山で山陽新幹線と接続し高松など四国内の県庁所在地を結ぶネットワーク構想を紹介。「導入が実現すれば関西から四国各県都は約1時間半の圏内」とし移動時間短縮に伴う交流拡大を期待した。浜田知事は、北陸、北海道など各地で新幹線整備が進んだ現状を踏まえ「私たちがよほど頑張らないと、100年後も四国に新幹線が走るかどうか分からない」と危機感をあらわにした。
期成同盟会は県や全市町、県商工会議所連合会などで組織。シンポジウムは昨年に続き2回目で、今回は約600人が出席した。
第1部では、波床正敏・大阪産業大教授が「新幹線整備で瀬戸大橋の効果を引き出す」と題して講演。新幹線導入では、瀬戸内海をどう横断するかが課題になると指摘しながらも、3ルートある本州四国連絡橋のうち瀬戸大橋は「道路・鉄道併用橋として存在し、橋自体も新幹線が走行できるよう設計されている」と強調。巨大インフラの有効活用の面からも導入は望ましいとの認識を示した。
第2部のシンポジウムでは、四国経済連合会の千葉明会長や香川県の浜田恵造知事ら6人が登壇した。
千葉会長は、岡山で山陽新幹線と接続し高松など四国内の県庁所在地を結ぶネットワーク構想を紹介。「導入が実現すれば関西から四国各県都は約1時間半の圏内」とし移動時間短縮に伴う交流拡大を期待した。浜田知事は、北陸、北海道など各地で新幹線整備が進んだ現状を踏まえ「私たちがよほど頑張らないと、100年後も四国に新幹線が走るかどうか分からない」と危機感をあらわにした。
期成同盟会は県や全市町、県商工会議所連合会などで組織。シンポジウムは昨年に続き2回目で、今回は約600人が出席した。