トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

19歳・三浦桃香、2打差3位 1人カラオケ効果!

2018年3月18日 紙面から

1番でティーショットを終えた三浦桃香は、笑顔でコースを移動する=大阪・茨木国際GCで(七森祐也撮影)

写真

◇Tポイントレディス<第1日>

 ▽17日、大阪府茨木市・茨木国際GC(6261ヤード、パー71)▽晴れ、9・3度、東北東1・3メートル▽賞金総額7000万円、優勝1260万円▽108選手(うちアマ2人)▽観衆5467人

 期待のルーキー・三浦桃香(19)が5バーディー、1ボギーの67で回り、首位と2打差の4アンダー3位につけた。ジュニア時代から“ゴルフ界の次世代アイドル”ともてはやされてきた逸材がプロ3戦目で初Vを狙う。鈴木愛(23)=セールスフォース=が6アンダーで単独首位に立ち、1打差の2位に酒井美紀(26)=国際スポーツ振興協会=がつけ、三浦と並ぶ3位に申ジエ(韓国)が続いている。

 カラオケ大好き19歳。本人は恥らって明かさないが、十八番は乃木坂46のナンバーらしい。「昨日も試合が中止になったから、まずネットで検索してネイルサロンへ。その後に1人カラオケ2時間。けっこう1人が好きなんです」と三浦。珍しくピンクに塗ったピカピカの爪でマイクを握って熱唱、ストレス発散してきたという。

 そんなリフレッシュ効果も、好スコアを後押し? 大会初日が強風のため競技中止となり、2日間36ホールの短期決戦。「私はいつもスロースターター」というが、見事な好スタートを決めた。10番から出て11、12番で連続バーディー。15番でも5メートルを決めてアウトコースへターンすると、最難関450ヤード・パー4の1番で「フォローの残り170ヤードを7番アイアンでピン手前1・5メートルに」つけて、4つめのバーディー奪取。その後1バーディー、1ボギーにまとめ67、2打差3位の逆転V圏内。「今日はスタートから思いっきりゴルフしようと思ってました」と声を弾ませた。

 「先週の試合の後半から自分らしいゴルフができるようになってきた」という。昨夏のプロテストは2次テスト直前に追突事故に遭い体調不全だったことも響き、不合格。しかし予選会(QT)を勝ち抜き、出場優先順位34位に。プロ転向して、開幕からこれがツアー3戦目だ。「プロテストは今年も受験します。やっぱりそこは通っておきたい」と話すが、優勝すればその必要なくLPGA会員にもなれる。

 高校1年の秋、マンシングウェア東海で公認ドライビングコンテストに出場、269ヤードをかっ飛ばし周囲を驚愕(きょうがく)させた美少女が、いよいよプロとしてのベールを脱ぐ。 (月橋文美)

 

この記事を印刷する

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ