松坂、４・４巨人戦先発濃厚　ローテ候補組練習に参加

　開幕ローテ入りへ、ラストスパートだ。中日の松坂大輔投手（３７）は１５日、ナゴヤドームで行われた全体練習に参加。これまで実戦登板後にノースローだった調整を変更。さらにジー、小笠原、笠原、柳の先発ローテ候補とともに打撃練習をし、快音を響かせた。このまま順調ならば２５日のオープン戦ロッテ戦（ナゴヤドーム）での登板が有力。最終試験に合格すれば、４月４日の巨人戦（ナゴヤドーム）のマウンドが濃厚だ。

　松坂に立ち止まっている時間はない。「同じことを続けることはしない。（やることには）少しずつ変化がある」。古巣・西武戦での力投から一夜。松坂が次の登板に向けて動きだした。

　ウオーミングアップを終えると、グラブを持ってグラウンドへ。３０分間のキャッチボール。約４０メートルまで距離を伸ばした。竜のユニホームに袖を通して以来、実戦登板後はノースローを貫いていたが、ここにきて新たな調整法を試行した。

　「今までも投げようと思えば投げられた。でもきょうは気になった部分をすぐに確認しておきたかった。どこが悪かったのかを言うと皆さんがその部分しか見なくなるので言いません。でも次の試合で修正できるようにします」。１４日の登板では３イニングを投げ、２失点。５つの四死球を与えるなど制球を乱した自らを反省し、目線はすでに次の試合に向けた。