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貴生川以東も「ICOCA」利用可に JR西・草津線5駅

ICOCAの利用拡大を祝い、テープカット式に臨む参加者ら=甲賀市のJR甲賀駅で

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 JR西日本は十七日、草津線の甲南(甲賀市)-柘植(三重県伊賀市)間の五駅で、ICカード乗車券の利用サービスを始めた。JR西管内の県内全駅でICOCAなどの交通系ICカードが使えるようになり、同日、甲賀駅では記念式典が開かれた。

 JR西の小菅謙一・京都支社副支社長は「甲賀、伊賀の方々に、より草津線を利用してほしい」とあいさつ。同市の岩永裕貴市長が「市民の長年の願いがかなった。利便性向上の効果は大きい」、伊賀市の岡本栄市長が「このシステムを生かして、地域振興をしていきたい」と、それぞれ祝辞を述べた。三日月大造知事も出席した。

 関係者は式典後、ICカードを使って同駅に入場。柘植行きのラッピング列車「SHINOBI-TRAIN(シノビトレイン)」に乗車した。

 IC化は、各駅に専用型自動改札機を設けて対応する。貴生川(甲賀市)以東の甲南-柘植間はこれまで、乗降客数が比較的少ないなどの理由で導入が見送られてきた。貴生川以西から柘植方面へ向かう場合、ICカードで入っても駅を出るときは窓口精算が必要になるなど、煩雑さが指摘されていた。

 (鈴木啓紀)

 

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