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熱い溶岩にのみ込まれる瞬間! カメラは撮影を続けた

日経ナショナル ジオグラフィック社

2018/3/16

ナショナルジオグラフィック日本版

 ハワイのツアー会社「キラウエア・エコガイド」の経営者でガイドでもあるエリック・ストームさんが撮影した貴重な映像を紹介しよう。溶岩にのみ込まれる瞬間、そして燃えさかる炎の中での様子を記録した圧巻の動画だ。

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 2016年8月のある日、エリック・ストームさんは、動画が撮れるアクションカメラ「GoPro(ゴープロ)」を、2012年に溶岩が流れたときにできた割れ目に設置した。ストームさんは過酷な条件下の撮影には慣れていて、カメラを岩と岩の間にはめ込み、溶岩流に向ける配置も、それまで何百回と経験済みだった。だがこのときは、溶岩の流れがいつもより速かった。

 ストームさんは火の女神ペレについて旅行者に話しているとき、うっかりカメラのことを忘れてしまった。そして間もなく、大地の割れ目から炎が上がっているのが目に入った。設置したGoProが燃えていたのだ。「意図的に溶岩の通り道に置いたわけでは決してありません」とストームさんは話す。「400ドルの授業料でした」

 女神ペレは創造と破壊をつかさどる神としてあがめられている。このときの出来事は、まさにその象徴といえるかもしれない。

 ストームさんのGoProは焼けてだめになったが、ハンマーを使って溶岩の中から取り出すと、岩が冷えていく間に映像を回収することができた。カメラ本体は20分ほど経つと革手袋で扱えるくらいまで冷えたので、タオルでくるんで持ち帰ったという。

 動きはゆっくりだが、溶岩は1100℃を超えることがあり、ほとんどどんな物でも溶かしてしまう。「活火山を訪れる人には、その場所に敬意を払い、溶岩に触れないようお願いしています」とストームさんは話している。

(日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2017年12月5日付記事を再構成]

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