こんにちはかざりです。
3歳息子に脈絡なく「大好き」と言い続けて1ヶ月ほど経過しました。
それの効果なのか息子の成長なのか、息子に様々な良い変化が現れてきています。
とりあえずは『脈絡なく「大好き」と言ってハグ作戦』の効果という前提で一旦書き進めます。
1ヶ月、息子に対して『「大好き」と言ってハグ作戦』を実施
きっかけはしぃたまさん@pota141113の「毎日お子さんに「愛してる」と言っていますか?」というアンケートツイートだったように思います。
「 愛してる」以前に「好き」すら言ってねえな。。と思ったので、息子に伝わりやすそうな「大好き」を毎日言ってみようかと思い立ちました。
そして、『理由なく』『いきなりOK』『「大好き」と声にだして』『抱きしめる』ということを1ヶ月日常的に行いました。理由付けをしない、ということにしたのでワンオペで「暇だな…」と思ったら突然ハグとかもしていました。日中は忘れることもあったので、寝る前だけは忘れないようにしていました。
息子の変化らしきもの
1ヶ月続ける間で息子からニコニコハグを求めるようになってきてくれたりと、大小さまざまな嬉しい変化がありました。そのなかでかなり具体的ないい変化としてはこんな感じです。
- 色々なものに対する「きらーい」を言わなくなった。
- 保育園のお迎えの時帰りの準備がスムーズになった。
- 邪魔よりお手伝いが圧倒的に増加した。
- 妹に対してめっちゃ優しくなった。
- 朝ご飯を自力で食べるようになった。
以下、詳しく書いてみます。
1.何かにつけて「きらーい」と言うことがほぼなくなった
秋頃から息子は何かにつけてお友達や野菜や大好きなおもちゃなどを「○○きらーい」と言うブームがきていたのか、色んなものを嫌い宣言していました。
何かを注意された直後にはすぐ「おかあしゃんきらーい」「オットちゃんきらーい」と言うのは今もですが、普通のやりとりのなかで脈絡なく突然嫌い宣言されて親心が傷ついたりすることが多発していたのですが、それを言わなくなりました。
「きらい」というのも正当な感情なのですが、ネガティブな要素が強いのであまり聞いていて幸せになる言葉ではないので、私としてはかなり嬉しい変化です。
※もちろん、「きらーい」と言うこと自体に飽きただけの可能性もあります。
2.保育園のお迎えがスムーズになった
息子を保育園にお迎えに行くのは私の役目なのですが、迎えに行くとシカト。呼びかけても無視、逃げ回るのを捕まえて上着を着せて、階段で「抱っこ〜」と泣くので抱えて降りると園庭まで裸足でダッシュしたり靴を履きたくないとグズグズしたり…お迎えに行くだけで本当に疲れていました。
それが、「大好き〜」をやるようになってしばらく。お迎えに行くと息子からニコニコ入り口に寄って来てくれるようになりました!!
そこから帰るまでのおふざけやグズグズに関しては、いちいち叱ったり急かしたりするのに本当に疲れたので、ある日「息子くん、教室出る時に逃げ回ったり、扉を閉めるのを邪魔したり、階段で泣いたり、靴を投げたり、裸足で園庭を走ったりされるとお母さんマジで疲れるんだよね。疲れるとすぐ怒っちゃいそうになるから、スムーズに帰ることができるよう協力して欲しいな。」とガチでお願いしたのでその効果もあるかと思います。
3.邪魔よりお手伝いが圧倒的に増加
保育園の帰りに寄ったスーパーでグズったり、レジで突然座り込んだりということがなくなりました。マジで。
夕食を作っている間「見てー!ねえ見て!」と言ったり、「できない〜!」と邪魔してきたりする回数も大幅に下落。自分からテーブルの上のゴミを集めて捨ててくれたり、洗濯物をぐっちゃぐちゃにして喜んでいたのが畳むのを手伝ってくれるようになりました。(気づいたときには「すごい!偉い!」でなく「ありがとう!助かる!」と声かけしてみています。)
4.妹にすごく優しくなった
妹に対しては以前から基本的に優しいお兄ちゃんなのですが、怒られたりすると、そばにたまたまいるだけの妹に八つ当たりで叩いたりすることがあったのですが、その行動はなくなりました。
まだまだ小さい娘に結構アグレッシブな絡み方をしてハラハラしていたのが、全体的にソフトタッチになり、呼びかけて一緒に遊んだり、オモチャを取られてもわりと許していたりと心がさらに広くなってきています。
5.朝ご飯を自力ですすんで食べるようになった
息子はもう3歳なので、基本的に自分でスプーンや箸を使って食事ができます。
それなのに以前は隣に座って口に運んであげないと朝ご飯は本当に食べてくれませんでした。それが、朝ご飯を用意してテーブルに置いておくと、着替え終わったら自分で椅子に座って自分で食べるようになってくれました。
「大好き」を言葉で伝えた結果、成長+αを感じる
もちろん子供は1ヶ月でもすごく成長するので、「大好き〜」と言いながらのハグだけの効果ではないと思います。
しかし、寝かしつけの際に一緒にお布団に入ったら息子を抱き寄せて「息子くん大好き〜!」「息子くんのこと怒ったりもするけど、怒ってるときも大好きだからね。」などなど言っていると息子はそれはもう嬉しそうにしてくれます。
好きな食べ物を用意したり、オモチャをプレゼントするよりもよっぽど簡単なことでこんなに嬉しそうにしてくれるとは、もっと前からやればよかったと申し訳なくなりました。
私自身が息子の気持ちにあぐらをかいていた
2週間くらいしたある日、「大好き〜」と言ってハグすると息子もぎゅーっとしてくれながら「おかーしゃん、だいしゅき〜!」と返してくれました。
…物凄く嬉しくなりました。
言葉が喋れるようになって「お母さん大好き」という言葉を息子から言ってもらえたことはそう多くはありません。
それは、息子が母親である私のことが好きなのはある意味当然、だと思っていた節がありその気持ちにあぐらをかいてきちんと表現しなかった私に原因があるのかなと思います。私の方からしっかり言葉にすることで、息子も変な行動で「怒られる」というかたちで親の気を引くのではなく、正面から気持ちを表現してくれるようになったのかも?と感じています。
『脈絡なく「大好き」と言ってハグ作戦』いいことしかなかった。
コストゼロ、リスクゼロ、子供の嬉しい顔も簡単に見れたのでやり始めて本当によかったです。子供に対して言葉で愛情表現をしていなかったことを気づかせてくれたしぃたまさん@pota141113には感謝しかありません。しぃたまさんは息子のぽたくんの育児漫画を描いておられて、見る度に「わーラブラブでいいなー可愛いんだろうな〜うちなんて保育園お迎え行ってもシカトされるよ…」などと思っていたのですが、親からの愛情表現(しぃたまさんは毎日「愛してる」と伝えておられる!)がしっかりあるのは大事なんだなと感じました。
効果のあるなしは子供の年齢や性格にもよると思うので特に「いい子になるからみんなもやってみてね♪」という感じではありませんが、子供の変化はともかく、愛情を口に出していくことで私の気持ちも随分息子に優しくなったので、気持ちがトゲトゲしてるときほど効果があるかもな〜とこれからも続けていきたいと思います。
追記:私は言っているうちに慣れて気恥ずかしい気持ちはなくなっていきましたが、「いきなり正面きって『好き〜』ってなんか照れちゃって言いにくい…」という場合、絵本という台本に頼るのも方法のひとつかなと思います。
どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)
- 作者: サムマクブラットニィ,アニタジェラーム,Sam McBratney,Anita Jeram,小川仁央
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1995/10/01
- メディア: 大型本