今回は、今となっては私の人生の汚点である、音楽専門学校へ通ってしまったお話しをしようと思います。
PAとかエンジニア系に関しては、何とも言えませんが、アーティストとしての道を目指すならば、のお話しです。
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アーティストになる夢を見ていた頃
バンド(自分はボーカル)でデビューを目指したい!と夢見てたあの頃…。
私が高校生~二十歳前後の頃は、「プロ志向のバンドでボーカルやってます」とか「メジャーデビューを目指してます」なんて人がけっこうゴロゴロしていました。
最近はアーティストとして食っていきたい、という人にあまり会わなくなった気がしますが自分が年をとったからでしょうか。
考えが浅はかだった私は、高3の進路決めの時、漠然とボーカルで成功したい、なんて考えて、音楽への専門学校へ進むことを希望していました。
そして高校卒業後、某音楽専門学校のシンガーソングライターコースへと進学します。
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音楽専門学校とはこんなところ
専門学校時代のカリキュラム
月~金までの昼間通う全日制のところへ行きました。
毎日何時頃まで授業していたのかもう覚えていませんが、授業内容としては、
◆ボイストレーニング
◆作詞
◆作曲
◆楽器
◆音楽理論
◆その他選択授業
などがあったと思います。
私はシンガーソングライターコースでこんな感じでしたが、ボーカルコースの人は毎日歌ばっかりやっていたのでしょうか。
その辺は不明です。
年に数回、校内での音楽コンテストみたいなのがあり、コピー曲・自作曲やバンドでのパフォーマンスの披露の場がありました。
ここで業界の人の目に留まるとデビューへの道が近付く…みたいな話だったと思いますが、成功した人の話は聞いたことがありませんね。
1年の時には、希望者は海外へ研修旅行がありました。
私は当時海外には興味がなかったので参加しませんでしたが、おそらくはワイワイ楽しんで終わるお遊び旅行に近かったのでは?と思っています。
旅費もそれなりに高かったと思われるので、参加しなかったのはせめてもの親孝行だったかもしれません。
卒業時には卒業制作として自作曲2曲ぐらい入ったCDを作ったり、どこかのホールを借りて卒業コンサートなんてのもありました。
生徒はこんな感じ
入学するのに特に選考試験があるわけでもないので、自分も含めてですが全体的にレベル低い印象でした。
明らかにお前オンチだろ!って人もいましたよ。
その人は歌の授業で人前で歌うのを嫌がり、「今日はちょっと喉が…ゴホゴホ(わざとらしい咳)」とか「親知らずを抜いたばっかで歌えない…」とか言い訳ばっかりしていました(笑)
私は高校生頃から曲作りを始めていましたが、作詞作曲経験ゼロに近い人も半数ぐらいいたと思います。
クラスの男子数人は新聞奨学生で、仕事と学校の掛け持ちでくたびれた印象でした。
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音楽専門学校のメリット
歌や楽器、曲作りのテクニックが上がるかどうかに関しては、結局本人次第です。
それ以外に感じたメリットを挙げてみます。
◆専門学校卒業、という学歴がいただける
嬉しくね~
◆生徒は学校のスタジオ・個別ブースで練習できる
時々外部のバンドメンバーも連れこんで練習していました
◆これから売り出すアニメの歌オーディション(非公開)の話が来て、自分に決まった!
が、結局話流れてボツに…。何度かレコーディングにも参加したのですが。
音楽専門学校のデメリット
◆学費が高い
おそらく2年間で200万以上したはずです。
◆先生が選べない
ボイストレーニングなんて特に、先生との相性が大事だと思うのですが、このクラスにはこの先生、と決まっているので自由に先生を選べません。
確か専門2年の時、ボイトレの先生がきつくて苦手なタイプの女性で、その先生の授業にまったく出なくなった記憶があります。
今思うと本当にもったいないです…!
◆通ってるだけで安心してしまう
学校はあくまでインプットの場であり、実際アーティストになれるかどうかってのはどれだけアウトプットするかにかかってくる。
が、毎日学校に通っているとそれだけで満足してしまい、アウトプットを怠りがちになる。
こんな人は行かない方がいい
◆なんとなく、学校で勉強しないと不安な気がする
別に音楽専門学校へ通わなくてもアーティストにはなれます。
というか専門学校通ってなくて成功している人の方が多いのでは?
greeeenなんてメンバー全員歯科医って話ですよね。
才能あって努力できる人は歯科医やりながらミュージシャンも両立してます。
◆通えば何とかなると思っている
音楽学校へ通ったぐらいでアーティストになれるなら、世の中アーティストだらけになっているはず。安心感を買うために入るならやめた方がいい。
◆「ちょっと歌って」と言われてすぐ歌えない
ボーカルやってるって話をすると「すご~い!ちょっと歌ってよ!」なんてノリで言われることがあります。
その時あなたは何でもいいからワンフレーズ歌うことはできますか?
これは知人に聞いた話でどこまで本当か分かりませんが、その彼は昔テレビ関連の仕事をしていたそうです。
で、ドリカムの吉田美和さんとお仕事で関わったことがあったそうで。
「彼女になんか歌ってみてよ~、って言ったらさ、ほんとに歌ってくれるんだけど、それがめっちゃ上手いの!」
と彼は笑いながら言っていました。
本当の話かは分かりませんが、歌ってと言われて「はい喜んで」と歌えるぐらいの度胸や自信がないと、成功できない世界でしょうね。
音楽専門学校へ行ったことを後悔してます
も~、後悔しまくりですよ。
◆いい会社への就職は絶望的
専門卒業後は、もちろんアーティストなんてすぐなれるわけもなく、フリーターでアルバイトしながら音楽活動をするのですが、夢を見るのもいつからか限界が見えてきて…。
人生やり直そうと必死で努力し軌道修正し、23歳頃から何とか正社員として働いてきましたが、弱小…じゃないや、中小企業に入るのが精一杯。
待遇もいまいち。
今さらどんなに努力しても熱望しても、大企業への就職はまず、無理です。
=稼ぎが悪い、厚生年金納める額が少ない、老後受け取る年金も少ない、老後破産への道、とどんどん堕ちていくのです。
まあ今の時代、大企業だからといって安心できるものでもありませんけどね。
◆恥ずかしくて学歴が言えません
実力もないのに音楽で有名になることを目指してたなんて…シンガーソングライターコースに通ってましたなんて!
恥ずかしくて知られたくない!
時々浅いお付き合いの人に学歴のことを聞かれた時は、ばれないだろうし…と「高卒です!」と言い張ってますよ。
私にとって人生の汚点である専門学校へ通ったという事実を知られるぐらいなら、高卒で学歴終了の方が全然マシ!
◆就活でマイナスになることも
さすがにもう卒業して15年以上たつので今はありませんが、20代で就活してたころは履歴書の学歴を見て、
「あ~、音楽ねぇ、厳しいんじゃないかな?」と鼻で笑う面接官もいました。
いや、だから!もう音楽は諦めたから今ここに面接に来てるんでしょ!って感じですが、未だに夢を見てると勝手に勘違いされて、明らかに学歴を見て悪い反応をした面接官に2人ぐらい会いました。
じゃあ音楽をしたい人はどうすれば?
歌なら歌、ギターならギターの教室ってあると思うので、学びたいことのスクールを探し、ぜひとも自腹で行って下さい!
その方が絶対本気になれるし、先生との相性が合わなかったとしても気軽に別の先生が探せて身軽です。
音楽教室のご紹介
音楽を習いたいなら、小回りのきく音楽教室・スクールが断然おすすめです!
今回は、関東や、近畿・東海エリアの主要都市を始め、全国45箇所に校舎を展開するシアーミュージックをご紹介します。
マンツーマンなので、個人のレベルに合わせたレッスンが可能!
携帯・パソコンから簡単WEB予約!
北海道から九州まで全国展開!
無料体験レッスンを受けてから決められる!
コースは、
■ボーカル
■ピアノ
■ピアノ(初心者)
■エレキギター
■アコースティックギター
■ドラム
■ベース
■サックス
■バイオリン
■ウクレレ
■DTM
の11の音楽系コースと、魅力的な声で話せるようになる「話し方コース」(確かにしゃべり方って大事!)の計12コースから選べます。
※校舎によって、開講していないコースもありますので、全国校舎一覧からお近くの校舎を選んでご確認下さい。
月4回のレッスンで¥16,000+税なので、相場だと思います。(15年ぐらい前、私がボイトレ通っていた頃とほぼ変わっていません。)
マンツーマンレッスンなので、レベルの違う人に足を引っ張られたり、逆に足を引っ張ってしまう心配もないので、初心者も、経験者でも安心です。
無料体験レッスンもありますので、ぜひ選択肢の一つとして考えてみて下さいね。
最後に
音楽専門学校への進学を検討中の方!
しっかり考えて、どうか、私のように後悔のない音楽ライフをお送り下さい!!