貧困の連鎖を防ぐためには親子の会話が必要、会話しやすい環境を作ることの大切さ

貧困予備軍家庭の管理人、花子です。

この貧困をどうか我が子たちに連鎖させないように、常日頃から自分にできることはないか、考えています。

自分のように大学へ行かず才能のかけらもないのに音楽に没頭してしまい、気付けば世間から取り残されてしまった…なんてことに我が子たちがならないようにしたい。

進路や職業に関する知識なんてほとんどない私ですが、それでも三十何年と生きてきて、「こうするべきだった」と子供たちに伝えたいことがあります。

一番はやっぱり「大学へいくべきだった」こと。

子供と将来についてしっかり話をすることはとても大事。

自分が子供の頃は、「親と進路・将来について話し合う」という重要な時間が欠けていたと思います。

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私が大学へ行かなかった理由

高校を卒業したら何となくみんな大学へ行く、というイメージがありましたが、「何のために行くのか」「行って何を勉強するのか」、大学へ行く必要性というのが全く理解できませんでした。

あの頃は…。

今でも大学へ行く意味というのを完璧には理解できていないかもしれませんが、少なくとも大学を卒業していれば「学歴大卒以上」の求人に応募できるという大きなメリットがあることを痛感しています。

高卒(正確には専門卒)の私は「学歴大卒以上」の求人は門前払いされてしまいますからね。

母の言葉は説得力ゼロだった

小さい頃から私は母に「大学へ行きなさい」と時々言われていました。

でもね、その言葉に説得力はゼロだった。

なぜって、母自身が短大卒だから。

もしかしたら母も大学を出なかったことを後悔していたのかもしれません。

でも、動機の説明がまったくなく、ただ「大学へ行きなさい」と言われても、子供からすると「???」「あなただって短大卒でしょ?」とその言葉にまったく説得力を感じませんでした。

他にも、私が「海外旅行へ行きたいと」言っても「や~だやだ!あたしゃそんな所行きたくないわよ」と一蹴する母。

そんな母に「これからの時代、英語は必要よ」なんて時々言われていましたが、こちらもまったく説得力がありませんでした…。

私→子供への言葉も説得力に欠けるはず

これって立場を替えると高卒同士の両親(私と夫)がいくら子供に「大学へ行きなさい」と言っても説得力がない、ということになってしまいます。

特に長女夢子なんてあまのじゃくなタイプだから、私が「大学へ行きなさい」と言ったらわざと反発して「そんなところ行ってられるか!」なんて思いそうだし。(←自分もこういうタイプでした…)

何とかして言葉に説得力を持たせるためには「私は無謀な夢に突っ走ってしまったばっかりに、今自分の人生をものすごく後悔している」ということを強く伝えていかないといけない気がします。

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本音での会話が少なかった私と母

そもそも説得力うんぬんの前に、私は母と積極的に会話をしたいと思わなかったんですね。

全然仲は悪くないしそれなりに会話もしましたが、私→母へはどこか上っ面というか、本心をさらけ出して会話をすることができませんでした。

母親と会話したくなかった理由

私が母と話すとき、本心で話せなかった理由。

①母は人の話を遮って話すタイプで話していても不完全燃焼

私「今日学校でこんなことがあっ…」

母「あ~それはだからね」

私の母は私の言いたいことを遮って自分の言いたいことばかり主張します。

「いやいや最後まで話を聞いてからしゃべってよ!」と何度も注意しましたが直らず、いつからか私は自分の考えを母に伝えようとすることを諦め、母の話を一方的に聞くのみになってしまいました。

②私の話に共感してくれず、否定的な意見から入るのでイライラする

私「学校でこんな嫌な子がいてね」

母「そんな子なんて気にしなければいいのよ」

いやいや、「嫌なことは気にしない」で済むなら誰も苦労なんてしないわよ。

「そうだったんだ、嫌な子がいて辛かったんだね」という共感の一言をどうして言ってくれないんだろう。

気にしてしまう自分の方がいけないみたいじゃないか、と自分の主張を否定された気がして嫌な気分になってばかりでした。

③親子の会話以外にも、芸能スキャンダルなんかにも否定的な意見ばかりで気軽に話ができない

テレビでスキャンダル報道が始まると嫌いなのか気まずいと思うのか分かりませんが「こういうの嫌だわ」とチャンネルを変えようとする母。

私からすれば芸能人の恋愛、大いにけっこうじゃない!

でも母は苦手そうなので、「この人、恋愛話は嫌なんだろうな」と私は思うようになり、自分の恋愛を話せないのはもちろん、母といる時によその人が恋愛の話をしているのが聞こえてくるだけで気まずい~と内心ヒヤリとするようになってしまいました。

もちろん下ネタなんて絶対ムリ!

こんな感じだったので、母とは話をしてもスッキリしないから無駄、といつからか腹を割った会話を諦めてしまうようになりました。

母への信頼心が欠けてしまっていたんですね。

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何でも気軽に話せる親子になりたい

自分がこういった環境で育ってきたのもあって、友達同士みたいに何でも気軽に話すことができる親子ってすごく憧れます。

実際にはやはり親子だから、あまり踏み込みすぎた話はできないものかもしれませんが、それでも信頼関係を持って気軽に相談とか、お互いできるような関係になれたらいいと思ってます。

自分の母を反面教師に、人の話は最後まで聞き、自分の意見と違うと思ってもまずは共感の気持ちを表し、どんな話題でも気軽に話せるようになりたい!

進路・将来の話は普段の会話の延長にある

子供が自分一人だけで将来のことを考えるのってけっこう難しいからしっかり親子で話し合って決めたいところ。

その将来の大切な話ってのは、たわいもない日常の会話の延長にあるもの。

日頃から信頼関係を持って気軽に話をできる環境を作っておかないと、進路のことも納得いくまで話し合えないと思います。

どこまで実現できるか分かりませんが自分なりに頑張っていきたいところです。

最後に

自分のろくでなし人生を母親のせいにするような書き方してしまったけど、結局は夢に向かって暴走して人生のレールからはずれてしまったのは自分の責任。

でも何とか我が子たちにはこの貧困は連鎖させない!

:)