安倍首相の元番記者と共産党議員、森友学園問題で激論

2017年3月24日16時1分  スポーツ報知
  • 籠池泰典氏

 安倍首相の元番記者でフリージャーナリストの山口敬之氏(50)と共産党の宮本岳志衆院議員(59)が、24日に放送されたフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜・後1時45分)に出演し、「森友学園問題」で激論を繰り広げた。

 山口氏が宮本氏に「ぜひ聞きたいことがある」と話を振ったのが、3月16日に野党4党の4議員と学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池泰典氏(64)が、籠池氏の自宅で会ったことについてだった。共産党からは小池晃参院議員(56)が参加していた。

 山口氏は「それまで(共産党)は(森友学園が運営する幼稚園で)教育勅語教えるのはおかしいとおっしゃっていたのに、それがクリアされずに、籠池さんと組んだのはなぜですか?」と追及。宮本氏は「組んでいないですよ」と反論した。

 すると山口氏は「籠池さんは3月21日の大阪府の監査を回避したいと当時言っていた。(野党議員と会っていた)80分間にどういう会話をしたか公表してください。疑惑があると思う。検査回避に加担したんじゃないか。違うんだったら公表してください。それが共産党のやり方じゃないですか。なんでこういう時だけ公表できないんですか?」とまくし立てた。

 隣に座る宮本氏は「外に出さないという前提で話をした。意気投合なんかしていないですよ。話を聞かせていただくと籠池氏の自宅に行っているだけ」と、お互いヒートアップ。あまりの激論ぶりにMCの安藤優子キャスター(58)も口を挟めない状況だった。

 山口氏はTBSの記者として、安倍首相が小泉政権の官房長官時代から番記者を務め、第1次安倍政権では退陣をスクープ。その後、ワシントン支局長などを歴任し16年にTBSを退社。フリーランスのジャーナリストに転身して著書「総理」(幻冬舎)を出版している。

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