この仕事、まだ新しい分野でもあるので撮影の方法は三者三様。自分の場合は人を雇えるほどまでは行ってないので基本、撮影は1人で入る。
そして山の中はトイレがない。これがキツイ。土木工事などは山の中と言えど、必ず簡易トイレを併設するが自分はそんなことはできない。
今日、僕は景気付けに二郎系ラーメンを昼に取り、山の中へ撮影へでかけた。
道中、そろそろどこにもトイレがないぞというところでお腹にちょっとした違和感を覚えた。油マシマシか。油マシマシがマズかったか。
ここで折り返すか、そのまま突き進むか。僕は突き進んだ。
誰も来ない山の中へ入り、お腹に多少の違和感を覚えながらドローンを飛ばす。いい景色、いいアングル。最高だ。これはお客さんに喜んでもらえるぞ。
まずい。撮影を続けるか、どうするか?
いよいよやばい。
ドローンを急いで戻し、バックパックにつめる。かがんだ瞬間下半身になにかを感じた様な気がした。
バックパックを背負い、車に向かう。車まで遠すぎる。仮に車に乗っても最低1時間はトイレのある場所までかかってしまう。
人工トイレで快適にうんこがしたいという理性と、今ここでやっちまおう。紙なんてどうとでもなるさ、という本能の戦い。
僕はいま、この日記を電波がほとんど入らない山の中でかいている。