現在『学園ベビーシッターズ』『ダーリン・イン・ザ・フランキス』などのアニメに出演中の声優・梅原裕一郎。第10回声優アワードで新人男優賞を受賞し、順調にキャリアを積んでいる。そんな彼が、4月からTOKYO MXなどで放送される『銀河英雄伝説 Die Neue These 』に、ジークフリード・キルヒアイス役で出演する。同作は1988年にアニメ化しており、当時、国内で活躍していた声優をほとんどキャスティングしたことから別名「銀河声優伝説」と呼ばれ、今回も宮野真守や鈴村健一など豪華キャストを起用。収録では先輩たちに囲まれて「ついていくので必死」と語る彼に、現場の雰囲気やデビュー5年目を迎える今の気持ちを聞いてみた。
■宮野真守、鈴村健一などの先輩に囲まれる現場「前日からソワソワする」
(原作は)刊行35周年を迎える伝説的な作品なので、「とんでもない作品に出演させていただけるんだな」という驚きが今、一番大きいです。オーディションを受けた段階で、まさか受かるとは夢にも思っていませんでした。オーディションは、テープから始まりスタジオが2回。テープの段階で「落ちるだろうな」と思っていたのであまり気負わずに臨んでいましたが、オーディションが進むにつれて、ここで落ちたらもったいないなと。キャラクターにも愛情が芽生えてきて、だんだんとこの役がやりたいなという気持ちが強くなりました。最後のオーディションは、宮野さんとの掛け合いだったのですが、それがすごく楽しかったんです。監督さんは僕と宮野さんのコンビか、ほかのキャストさんのコンビかで悩みながら選考されていました。宮野さんとまた一緒にできたらいいなという気持ちだったので、合格してうれしかったです。
現場の雰囲気は良い意味で、ものすごい緊張感があります。みなさんが全力で役に向かって、それをスタッフさんが全力で受け止めて一丸となっていて、そこの中でお芝居ができる環境は最高だなと感じています。なので、現場に行くときは、前日から良い意味でソワソワしています(笑)。でも現場に着いてスタジオに入ると、緊張がなくなるというか「やるしかない!」と気合が入り、自分はやりやすくて学ぶことが多い現場ですね。
■前に出ないキャラクターと似ている部分「学級委員に推薦されても辞退していました」
僕が演じるキルヒアイスは、宮野さんが演じるラインハルトを一歩引いた立ち位置で見守るような役柄。臆病な人間ではないので、僕の緊張をお芝居には出さないようにしていますが、これが難しいんです。まず先輩たちについていくので必死なので(笑)。宮野さんが、掛け合いで入りやすいようにパスを出してくだされるので、そこに身を委ねるような感じです。キャラの気持ちと正反対なので、余裕を持つように意識しています。
キルヒアイスは、前に出る人間ではないので僕は好きですね。僕もていくのは好きではないので、そういう点は似ています。例えば、小学生のころは生活係とか何をするかわからない、目立たない役職に手を挙げていました。ですが、低学年のころはメガネを掛けていたので、アニメやドラマを見ていると、なぜか眼鏡を掛けているキャラクターって頭が良く見えるじゃないですか。だからなのか、学級委員に推薦されてしまって。それを毎回、辞退するというテッパンの流れがありましたね(笑)。みんなをまとめるのが向いていないと思うので、ラインハルトのような、サラリーマンでしたら理想の上司みたいな人が近くにいたら、ついていきたい。そういうところも似ていると思います。
あと、キルヒアイスは頭が良いので、台本を読んでいると、常に先を読んでいるんですよね。なので、常人の僕が考えるよりも2手3手先を読んでからのセリフなので、そこの思考がまだ僕は追いついていないです(笑)。監督さんや音響監督さんに、アドバイスをもらいながら頑張っています。
■デビュー5年目を迎えて充実の日々も「未だに慣れない部分はある」
最近はありがたいことに、お仕事も多くいただけて露出が増えてきました。ただ、表に出ることが苦手なので未だに慣れない部分もあり難しいなと思います。ですが、デビュー前に比べて生活は毎日充実していますね。僕らの仕事は、いくら自分がやりたいと思っていても、相手から「やってください」と言ってもらえないと仕事がない。今、仕事ができているのは、必要としてくれているということなので、本当にありがたいことですよね。ほかの職業に就いたことはありませんが、声優業をやっているうえで、「君にこの仕事をやってほしい」と言っていただけることに充実感があります。
■宮野真守、鈴村健一などの先輩に囲まれる現場「前日からソワソワする」
(原作は)刊行35周年を迎える伝説的な作品なので、「とんでもない作品に出演させていただけるんだな」という驚きが今、一番大きいです。オーディションを受けた段階で、まさか受かるとは夢にも思っていませんでした。オーディションは、テープから始まりスタジオが2回。テープの段階で「落ちるだろうな」と思っていたのであまり気負わずに臨んでいましたが、オーディションが進むにつれて、ここで落ちたらもったいないなと。キャラクターにも愛情が芽生えてきて、だんだんとこの役がやりたいなという気持ちが強くなりました。最後のオーディションは、宮野さんとの掛け合いだったのですが、それがすごく楽しかったんです。監督さんは僕と宮野さんのコンビか、ほかのキャストさんのコンビかで悩みながら選考されていました。宮野さんとまた一緒にできたらいいなという気持ちだったので、合格してうれしかったです。
現場の雰囲気は良い意味で、ものすごい緊張感があります。みなさんが全力で役に向かって、それをスタッフさんが全力で受け止めて一丸となっていて、そこの中でお芝居ができる環境は最高だなと感じています。なので、現場に行くときは、前日から良い意味でソワソワしています(笑)。でも現場に着いてスタジオに入ると、緊張がなくなるというか「やるしかない!」と気合が入り、自分はやりやすくて学ぶことが多い現場ですね。
■前に出ないキャラクターと似ている部分「学級委員に推薦されても辞退していました」
僕が演じるキルヒアイスは、宮野さんが演じるラインハルトを一歩引いた立ち位置で見守るような役柄。臆病な人間ではないので、僕の緊張をお芝居には出さないようにしていますが、これが難しいんです。まず先輩たちについていくので必死なので(笑)。宮野さんが、掛け合いで入りやすいようにパスを出してくだされるので、そこに身を委ねるような感じです。キャラの気持ちと正反対なので、余裕を持つように意識しています。
キルヒアイスは、前に出る人間ではないので僕は好きですね。僕もていくのは好きではないので、そういう点は似ています。例えば、小学生のころは生活係とか何をするかわからない、目立たない役職に手を挙げていました。ですが、低学年のころはメガネを掛けていたので、アニメやドラマを見ていると、なぜか眼鏡を掛けているキャラクターって頭が良く見えるじゃないですか。だからなのか、学級委員に推薦されてしまって。それを毎回、辞退するというテッパンの流れがありましたね(笑)。みんなをまとめるのが向いていないと思うので、ラインハルトのような、サラリーマンでしたら理想の上司みたいな人が近くにいたら、ついていきたい。そういうところも似ていると思います。
あと、キルヒアイスは頭が良いので、台本を読んでいると、常に先を読んでいるんですよね。なので、常人の僕が考えるよりも2手3手先を読んでからのセリフなので、そこの思考がまだ僕は追いついていないです(笑)。監督さんや音響監督さんに、アドバイスをもらいながら頑張っています。
■デビュー5年目を迎えて充実の日々も「未だに慣れない部分はある」
最近はありがたいことに、お仕事も多くいただけて露出が増えてきました。ただ、表に出ることが苦手なので未だに慣れない部分もあり難しいなと思います。ですが、デビュー前に比べて生活は毎日充実していますね。僕らの仕事は、いくら自分がやりたいと思っていても、相手から「やってください」と言ってもらえないと仕事がない。今、仕事ができているのは、必要としてくれているということなので、本当にありがたいことですよね。ほかの職業に就いたことはありませんが、声優業をやっているうえで、「君にこの仕事をやってほしい」と言っていただけることに充実感があります。