『醜い韓国人』という本を昔、読んだ。
忘れていたので読み返してみたのだが、読後観は一言で言えば、やはり不快だ。
この本の中で作者は「儒教は何よりも偽善的だ。儒教は中国生まれであるが、中国人は食人種である。儒教の始祖である孔子も日常、人肉を食べていた」という。
私はかなりの読書量を持っているが、「孔子が人肉を食べていた」という話を知らない。原典が分からない。一体どの歴史資料のどこにそんな事が書いてあるのか?
これがまず第一の疑問だ。
それで作者は「韓国人も食人の習慣があった」と述べている。
これもどのような根拠もない。作者が文中にあげている『三国史記』『王朝実録』はどう読んでも”食人の習慣”を立証する事ができない。
本当の事を知りたい。
根拠をちゃんと書くべきである、と思った。
おそらく作者は韓国を非難し、貶めたい理由があったのだろう。
その理由は作者と目される加瀬氏が「新しい歴史教科書を作る会」に関係している事と無関係ではないのである。
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