「キビ団子一個で鬼退治のお供?え~~!」ただ読むだけじゃない『桃太郎』に『スイミー』。本っておもしろい!
「キビ団子一個で鬼退治のお供?え~~!」ただ読むだけじゃない『桃太郎』に『スイミー』。本っておもしろい!
子どものための学校では教わらない教養講座シリーズ
市川真人先生の『本を読みたくなる話をしよう!』の様子を動画で大公開!
イベントレポート
【1】保護者の満足度95%超!
【保護者の声】
●「想像する、話をふくらませる、ひとつの絵本からいろいろひろがる世界を娘も楽しんでいました。」 (7才女子の保護者)
●「絵本は読むだけでなく、型にはまらず想像する楽しさを教えていただきました。学校の授業では学べない発想でした。」(7才女子の保護者)
【2】今日の相手は子どもたち。
市川先生は、普段は早稲田大学で大学生に文学を教えていますが、今日はちょっと勝手がちがう。
「本を読みたくなる話をしよう。」ってみんな、聞いてくれるかな・・、とちょっと心配も。
まずは、誰でも知っている「ももたろう」の話を始めます。
【3】ちょっと、考えてみて。
先生、子どもたちにたずねます。「ちょっと、考えてみて。『きび団子をひとつあげるから、鬼退治に、いっしょにいってくれない?』って言われたらきみたちは、行くかい?」と。
みんな、「?」です。それまで考えたことがなかったけれど、「きび団子一個じゃね~。」と急に、あーだこーだ、それぞれ反論が!
そんな風にお話のディテールについて「あれ?どうなんだろう。」と考えてみるとお話が楽しくなるよ。と本が楽しくなるヒントをもらいました。
【4】今日の絵本は「スイミー」
今日の絵本「スイミー」。歌のおねえさんが朗読をしていきます。お話の途中で、ここでも市川先生から質問です。
【5】いろんな想像、考えて発言!
「あれ?仲間はみんな赤い色をしているのに、なんでスイミーだけ黒いのかな?」みんないろんな想像、妄想、考えて発言です。なんだかスイミーの新しいお話が生まれる勢いです。
知らず知らずのうちにみんな、絵本に夢中です。
【6】講座の後半では・・・
講座の後半では、自分でストーリーを考えてみます。この作業の前に想像力の種が開き始めたのか、みんなアイデアがとまりません。時間内では終わらないお友だちもうちに帰って続きを描くといって、元気に解散。
【7】保護者のみなさんへ。
最後に先生が、保護者のみなさんにお話しされました。
「おこさんたちはひとりひとりこのように、頭の中や心の中で、ひとりの詩人であり、絵本作家であり、世界をこれから作っていくひとりひとりの主人公です。
だからその可能性をどんどんどんどん膨らませてあげる事が、おとうさんとおかあさんが一番近くでできることだと思いますし、本はそのための手助けです。」
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こどもたちが本が好きになる! 想像力の可能性が広がる講座です。 今日使用した絵本はひとり一冊プレゼント。 次回、市川真人先生の読書講座に参加してみませんか?
開催概要
日時: | 2016年11月27日(日) 1回目 11:00開始 / 12:30終了(予定) 年長・1・2年生中心 |
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会場: | お台場湾岸スタジオ 多目的ホール |
講師: | 早稲田大学准教授 市川真人 |
対象: | 年長~小学4年生 ※ひらがなが読める方対象になります。 |
参加受付: | イベントは終了しました。 |
プログラム
~本の面白さを伝えるテクニックはまさに市川マジック!~
テレビ番組「王様のブランチ」のブックコメンテーターとしてもおなじみ早稲田大学文学学術院準教授の市川真人先生が登場。子どもが読書に興味をもつきっかけを作る読書講座です。
対象は、小学生。大人が選んで読み聞かせた絵本から児童書の読書へとつなげていくヒントとテクニックを教えます。
この講座では、それぞれの本について市川先生の独自の視点でオリジナルのフリップや登場する物なども用いて本の面白いポイントと本から学んでほしいテーマを語ります。
「どんな本を読ませたらいいのか」にお悩みの保護者の方へもお薦めの本の紹介もします。
~子どもに読書習慣をつけよう~
文章の読解力が必要なのは文学だけではありません。コミュニケーション、使用マニュアル、解説書、試験問題など、すべての根底に要求される能力です。
相手から要求されていることをちゃんと理解することも、文章の読解力を習慣化することで能力が培われると考えます。
読書習慣は、子どもの能力の可能性の幅を広げます。
フジテレビKIDSでは読書のきっかけつくりがうまく掴めない子どもに向けて市川先生の講座を今後もシリーズとして展開していきます。
~ 市川先生のBookセレクション~
・「スイミー」レオ・レオ二 谷川俊太郎 好学社(1969/4)
・「ごんぎつね」(新見南吉童話集) 新美 南吉 角川つばさ文庫(2013/9)
・「これはすいへいせん」谷川俊太郎 tupera tupera 金の星社(2016/9)
・「りんごかもしれない」ヨシタケシンスケ ブロンズ新社(2013/4) 等
あなたのお子さん、読書好きですか?先生の話を聞いたら本が読みたくなる”市川マジック”を体験してみよう!
参加費
P-kies プライム会員の場合 2,000円/名 ※税込
P-kies Club会員・一般の場合 3,500円/名※税込
※参加者には市川先生のBookセレクションをプレゼント!
注意事項
必ず保護者の方がご同伴ください。
ワークショップの先生
文芸評論家。早稲田大学文学学術院准教授。早稲田大学第一文学部卒。大学で教える傍らテレビでのブックコメンテーターなど幅広く活躍中。