グループコンセプト及び活動内容

Group concept and activities

 世界中に散在する人間の集団は、人類としての本能レベルでの作用として、「共同体感覚」を作動実行しながら集団化を図ってきた。集団の領域分布は、その発生地域の文化性や統治の目的観によって、その地域の特徴として存在している。地域の特性の集団化こそが「国家」として存在価値を見出して人の生活や発展的な成長が営まれている。原始的な文化形成がその他の部族や集団の差違を境界とし、「国境や境界線」を創り出し、そこには独自性の「秩序」「規則」「伝統」「習慣性の行動パターン」を培われている。コミュニケーションの能力やそのレベル感によって、この差異化感情が争いの元となり、繰り返される「戦争」「差別」「飢餓」等をも生み出してきた。

 その一端を担うかのように「武器の合理化と発展性」が拍車を掛けた国家間の境界線の「見えない壁」という「内政感情」を創り出している。この大きな文化性の発展からの文明化が科学技術や医療技術のレベル感をより顕著なモノにしてきたのも事実である。その事実によって、「自由」という潜在的な発展性は、その国家の経済状態に大きなパワーとなって資産や学問としての知性勢力を「国力」としている。この国力とする基準は、その地域の国家によって様々である。しかし、世界基準で定められている価値観に充当すれば、それが最大限の国力となる。

 例えば、石油である。石油産出国であれば、当然ながら資産価値は最大限の評価される。しかし、だからといって国家の気品のなるとは限らない。国家の気品とは、その保有する資源を使って様々な分野での可能性を見出し、国民一人一人の自助力を向上させる「教育機関」が世界に普遍的である事を認知したうえで実行に移していることである。世界に分布する「人類」という「人間の集団」を抽象度の高い視点での「自由度の高い概念基準」という、未来を創造できる概念の創出を可能に為る基準を持つ事である。教育という地域性に左右される学習形態は、その前提となる「抽象概念」の整合性によって、施行されるべきであると同時に、他国への共通認知基準をも共有化する事で、飢餓や差別・戦争などというインスタンス上の問題は回避されることになる。これが、世界教育基準機構の役目でも在り、人類が更なる発展的で在り、進化的な思考形態に目覚めるきっかけとなる「機構形態」なのである。

 国連が成し得る平和概念を共通認知にし、さらに抽象度の高い「生命進化」への礎となる概念の創造機関として作用する。
その為に、世界中から

「飢餓で苦しむ人達への食の提供」
「差別で苦しむ人達への教育基準による安らぎの確保」
「世界レベルでの戦争の廃止」

をグループのコンセプトとする。