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JR職員振り込め詐欺、見破る「返済機どこ」に違和感

社会

掲載号:2017年10月12日号

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左から西川助役、岩田さん、須藤駅長、森元署長
左から西川助役、岩田さん、須藤駅長、森元署長

 振り込め詐欺の被害を未然に防いだとして保土ケ谷警察署(森元博署長)は5日、東日本旅客鉄道株式会社の岩田貴拓さんに感謝状を贈呈した。

 岩田さんは先月12日に保土ケ谷駅で改札業務にあたっていたところ、高齢の女性に「返済機はどこですか」と聞かれ、会話から女性が探しているのがATMだとわかり案内をしたが、途中携帯電話が鳴り慌てた様子だったことから心配になり、改札業務を他の職員に任せ再び声をかけた。西川健一助役とともに女性に詳しい話を聞いたところ、「息子が連帯保証人になり、今すぐ200万円必要だと言われた」と説明し、西川助役が女性に携帯に入っていた息子の携帯番号に電話をかけたところ、振り込め詐欺だとわかった。岩田さんは「”返済機”という言葉に何かおかしいと感じ、女性を注視していた。防ぐことができてよかった」と話した。

日ごろから声かけ

 また同署では保土ケ谷駅にも感謝状を贈り、森元署長は「駅独自で振り込め被害を防ぐための放送を流したり、キャンペーン時には署員と一緒に活動してくれたりと日ごろからの活動に感謝したい」と語った。 須藤理恵駅長は「高齢者が多く利用する駅なので、日ごろから声かけを行うようにしている」と取り込みを紹介し、「キャンペーンや声かけを行っていることが詐欺被害防止にうまく結びついた」と話した。

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