アホな子を教えるのは大変でもあるという話
アホな子は普通の子よりもできる子にするのは簡単である…
こんな意見を見つけた。
たしかに、言いたいことは分かる。
もともとセンスのある子であったのに、何らかの理由によって勉強についていけていない。
もともと理解力はあるものの、きちんと今まで勉強していなかったからわけわからなくなっているタイプだ。
もしもこんな子に、1から正しく知識を教えてあげられたら、ビリギャルのようなことも可能かもしれない。
ただ、学生時代に塾講師や家庭教師をやっていた私から言わせると、アホな子の指導はとてつもなく大変だった。
今回はその話をしたい。
本当にアホな子は存在する
アホな子を教えるのは楽しかった…なんて、私からしてみればその人は強運の持ち主である。
私だって、「間違えていいから、一緒にどうして間違ったのか確認していこう!」といったスタンスで教え続けていた。
生徒を責めたことは一度もない。
しかし、いくら頑張って指導しても、アホな子というのは残念ながら存在するのだ。
私は夏休みに5日間続けて、中3の子に英語の指導をしたことがある。
その時はたしか、mustの意味を覚えてくれと言った。
しかし、何回教えても、何日経ってもその子は覚えないのだ。
mustの「~しなければならない」
この意味が頭に入らないらしい。
例文なんかをまじえて教えても無理だった。
ついには、5日間かけても覚えられなかった。
その時に、私は塾講師として限界を感じてしまったことがあった。
アホな子をできる子にする方が簡単だ!なんていうが、その子はたまたま知らなかっただけ。
本当は理解力のある子に、ちょっと教えたらできるようになった。
そんな話なんじゃないかと思う。
現実は甘くない。
結局は勉強は才能が関係していると思う
個人的には、勉強は結局才能が関係していると思う。
自分はMARCHの大学に通っていたが、いくら勉強しても、どうしても数学は得意になれなかった。
暗記力だけで戦ってきた感じだ。
そして、私が教えた子は暗記力が絶望的になかった。
だから、いくら教えても覚えてくれなかった。
本人も努力していた。
説明して、その15分後に「mustの意味って何だっけ?」と聞くと、「思い出せない…」と言われる。
自分のバイト人生で、才能を強く痛感した出来事だった。
塾の先生は
「誰だって勉強すればできるようになるんだ!」
なんて言うが、きれいごとにしか思えない。
結局、できる人はできて、できない人はできないのだ。
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