3月6日〜3月12日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
AirPodsは、Appleが久々にリリースしたオーディオアクセサリにして、大ヒットを記録した完全独立型のワイヤレスヘッドフォンだ。完全独立型とは、左右のイヤーピースの間にケーブルがなく、それぞれ個別に利用できるという意味合いだ。
小型のワイヤレスイヤホンの多くは、Beats製品も含め、左右のイヤーピースの間にケーブルがあり、首にかけられるようにしてデザインや使い勝手の上で紹介している製品が多かった。左右がケーブルでつながっていると、その間に回路やバッテリなどを内蔵でき、バッテリ持続時間の短さを補えるメリットもあった。
AirPodsは、iPhoneに付属していたEarPodsからケーブルを取り去っただけのデザインで、左右それぞれ5時間の連続再生時間を実現し、またケースを兼ねた充電器を組み合わせると24時間再生できる仕組みだ。
AppleはAirPodsの販売台数を明言していないが、AirPodsやApple Watchを含むウェアラブルデバイスの販売が大幅に伸びていることはたびたび決算発表の場で報告してきた。アナリストの試算によると、169ドルのAirPodsは2017年に1400万台前後販売が進んだとみられており、2018年にはその倍の販売台数になるとも考えられる。
Appleは2018年にも新型ヘッドホンを発売するとの情報が報じられるようになった。ノイズキャンセリング機能を搭載するといった予測や、AirPodsに脈拍や体温を計測するセンサを搭載する特許文書の存在が明らかになるなど、ウェアラブルデバイス発展の道筋として、Apple WatchとともにAirPodsを発展の道筋としてとらえているようだ。
Apple Watchは腕に装着し、モーションセンサを搭載しているため、スマートフォン以上に人々の動き、運動などの計測に長けたデバイスと位置づけられる。耳に装着するAirPodsも同様で、スマートフォンでは取得できない情報、例えば耳から得られる体温の情報や、左右にモーションセンサを備えることで、体の傾きの情報を取得できるようになるだろう。
ヘルスケア、ワークアウトなどの分野でセンサを追加することは、新たなデータを取得し、新たな価値を生み出すアルゴリズムの活用を実現することになる。
アップル、ノイズキャンセリング機能付きヘッドホンを2018年内に発売か(3/6) アップル、新型「AirPods」は脈拍や体温の計測に対応するかも--関連特許が公開に(3/8)AppleはNext Issue Mediaを買収し、同社が運営していた雑誌購読アプリTextureをポートフォリオに加えた。活用方法としては、Appleが提供しているNewsアプリを通じた購読サービスの拡充や、Newsユーザーに対する記事の提供の充実などを期待できる。
インターネットソフトウェアサービス・サービス担当シニアバイスプレジデントを努めるEddy Cue氏は、「Textureを、世界中の多数の主要パブリッシャーからの雑誌で構成される素晴らしいカタログとともにAppleに迎えることをとてもうれしく思う」とコメントしている。
Textureはいわば、雑誌のNetflixのようなビジネスモデルを展開しており、Appleが編集された雑誌のコンテンツを、Apple Musicのように提供する道が開けるほか、既存のメディアの力を用いた信頼できる情報へのアクセスを促進させる活動にも寄与することになりそうだ。
アップル、デジタル雑誌購読サービス「Texture」を買収へ(3/13)NTTドコモ、ソフトバンク、ローソンも導入
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