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福井小浜で1羽を放鳥 越前市で保護のコウノトリ
県は十六日、国の特別天然記念物コウノトリの飼育施設(越前市)の野外ケージで保護した雌の一羽を、小浜市国富地区で放鳥したと発表した。 雌は、足輪から、二〇一三年四月に兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園内で生まれたと確認。越前市に飛来し、野外で生息していたという。 十一日午前九時ごろ、飼育施設のケージ内で、頭から血を流して倒れているのを飼育員が見つけた。近くで営巣している雄のコウノトリ「みほとくん」にくちばしでつつかれたとみられる。 福井市内の動物病院で治療した後、大野市の県自然保護センターで経過を観察していた。比較的元気で餌も食べ、体調が回復したため十六日午前十一時半ごろに放鳥した。 コウノトリを野生に返すときは本来、保護した場所で放つが、今回は再び攻撃される可能性があるため、これまでにコウノトリが飛来している小浜市国富地区へ移送して放鳥した。 (山本真喜夫) 今、あなたにオススメ Recommended by
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