米Appleは、現地時間3月27日にスペシャルイベント「Let’s take a field trip」をシカゴで開催することを発表しました。内容は教育に焦点を当てたものになると予告されています。
会場はシカゴ郊外の公立学校
「Let’s take a field trip(遠足に行こう)」と名付けられたスペシャルイベントについてAppleは「教師と生徒たちのためのクリエイティブな新しいアイディア」に特化したものになる、と予告しています。
会場となるのは、シカゴ市郊外に位置する公立学校、Lane Technical College Preparatory High Schoolです。1908年に設立された同校では、7年生〜12年生(日本の中学1年生〜高校3年生に相当)の生徒たち約4,400人が学んでいます。
スペシャルイベントの会場としてこの学校を選んだ理由についてAppleは、STEM(ステム)と呼ばれる理工系科目などで先端的なカリキュラムを実践していることなどを挙げています。
Appleが本社から遠いシカゴでイベントを開催する理由
Appleが、本社のあるカリフォルニアから遠く離れたイリノイ州シカゴでスペシャルイベントを開催するのは異例です。
Appleは2017年12月に、児童生徒向けのプログラミング言語学習カリキュラムを提供する「Everyone Can Code」を、シカゴ市内の50万人の児童生徒たちに提供しています。
同年10月には、MacBookに似たデザインで注目を集めたApple Storeの旗艦店が開店しています。
3万円を切るお手頃価格のiPadが発売?
2月に、「iOSを搭載したタブレット端末」がユーラシア経済連合の規制当局に登録されたことが判明しており、3月の発売が見込まれています。
このiPadは、Face IDを搭載したフルスクリーンのiPad Proではなく、日本円で3万円を切るとの噂もある低価格モデルになる、と予測されています。
昨年3月には、4万円を切る9.7インチモデルのiPadを発売しており、これは教育機関などへの導入拡大を狙ったものと考えられています。
また、Appleは近いうちに低価格モデルのMacBook Airを発売するのではないか、とも噂されています。
Apple、教育現場でのiPad活用に注力
Appleは、教育現場でのiPad活用を推進しており、2016年には教育現場からの声に応えて、学校向けに1台のiPadを複数ユーザーで利用可能にしています。
米メディア9to5Macは、3月のスペシャルイベントでは学校教育用のアプリ開発プラットフォームClassKitの新バージョンが発表されるのではないか、と予測しています。
Source:9to5Mac
(hato)