さよなら115系 終着の高崎駅で最後の勇姿 ファンが収める
午後4時18分、高崎駅に到着した115系車両

 オレンジと緑色の車体で、「かぼちゃ電車」「みかん電車」の愛称で親しまれたJR東日本の車両「115系」が16日、群馬県内での最後の定期運行となり、終着駅となったJR高崎駅ホームに多くのファンが訪れ、別れを惜しんだ。

◎21日に旅行列車運行

 午後4時18分、115系の普通列車が4番線ホームに到着すると、列車から降りてきた乗客や待ち構えた鉄道ファン約100人が3両編成の車体の前で、盛んにシャッターを切った。嬬恋村出身の大学生、山田かえでさん(21)=埼玉県鶴ケ島市=は「高校に通うのに毎日利用した。今日は帰省中に偶然乗ったが、最後なんて」と話していた。

 115系は1964年に県内での運行を開始。JR東日本高崎支社は現在、10編成(30両)を保有しているが、老朽化が進み、17日のダイヤ改正を機に引退を決めた。21日には「ありがとう115系」と題し、高崎―横川と高崎―水上間を往復する旅行列車(応募終了)が運行される。


 【お知らせ】アプリ「上毛新聞AR」をインストールしたスマホやタブレットをこの写真にかざすと動画を見ることができます。この機会にお楽しみください。

関連記事