スマートスピーカーを室内に設置したいのだが、コンセントの周辺には手頃な置き場所が見つからないことがある。かといって床に直接、スマートスピーカーを置くのは避けたいところだ。
こうした場合に便利な、設置をサポートするためのグッズが、海外では幾つか市販されている。今回はその1つ、壁面コンセントに取り付けられるスタンドを紹介しよう。
これは米Amazon.comで「Power Perch」という名前で売られている製品だ。コンセントのカバーを外し、壁面との間に挟むようにして取り付けることで、約10×15cmのミニテーブルをコンセントの直上に追加できる。
本体はプラスチックによる一体成型で、強度面での不安はない。海外製品だが、コンセントのプラグ形状に依存するわけではないので、日本の家庭で使われている一般的なコンセントと組み合わせて使うのにも支障はない。
具体的な取り付け方法は、まずコンセントのフェースプレートを外した後、そのベース部分もネジで取り外す。コンセント本体が露出したところで本製品をあてがい、先ほど取り外したベース部分を押し当てて、壁面との間に挟み込むようにしてネジ止めする。後はフェースプレートを再度取り付ければ固定完了だ。
天板の奥にはケーブルを通すための穴が空いているので、ACアダプターから出ている電源ケーブルをそこに通し、スマートスピーカーにつなげば完了。耐荷重は、Amazon.comの製品ページでは3ポンド(約1.35kg)まで検証したと書かれているので、大抵のスマートスピーカーは設置できるだろう。今回は「Google Home」と「Amazon Echo」で試してみたが、どちらも問題なく設置できた。
もともとこの製品、スマートフォンや電動歯ブラシ、シェーバーを置いて充電するための製品らしく、パッケージにはそれを前提とした写真も掲載されているが、サイズ的にスマートスピーカーにぴったりであるためか、Amazon.comの製品ページでもスマートスピーカーを乗せた状態の写真が掲載されるようになり、今ではすっかりスマートスピーカーのアクセサリーの1つのように扱われている。
Amazon Echo、Echo Plus、Google Homeのようなフルサイズのスマートスピーカーは、Echo DotやGoogle Home Miniのような小型版と異なり、テーブルや棚に設置すると場所を取る上、周囲のモノに埋もれるような置き方だと、聞き取り性能が低下しかねない。
本製品であれば、周囲の空間が開けたところに設置できるため聞き取り性能も向上する他、付近に置き場所がないコンセントに設置するにも向く。
価格は1000円ちょっとと、なかなかお手頃。日本に直接配送してくれるAmazon Globalに対応しているので、気になる人はチェックしてみていただきたい。
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