沖縄県
正直、彼のストーリーを聞くまで
そこは
修学旅行で日本の高校生がよく行く南国の地
というイメージしかなかった。
彼が訴える故郷への熱い想いと、こんな熱いビジョンを持った人が僕の会社の同期になるんだ
という期待で正直胸が震えた。
今度沖縄に行くときは今までと違う沖縄が垣間見えそうで、
卒業旅行に沖縄をチョイスしなかった自分を少し後悔した。
こんにちは、やっちゃん(@0yacchan0)です
今回は FIGURES Fig.14
【沖縄の観光事業に一石を投じる〜課題解決力ではなく課題設定力〜】(大城翔太郎)
実際の記事はこちら↓
今回は内定先の同期の大城翔太郎くんへのインタビュー
それでは早速インタビューしていきましょう
※彼はみんなにたろうと呼ばれているのでインタビュー中もたろうで話を進めます。
沖縄大学 法律経済学 経済学科4年 高校までは野球一筋
大学時代は幅広く活動を行い、イベントオーガナイザー(一例:Movement社会が変わるを若者から 学生1000人動員)、貿易、通信、宿泊ビジネスにバックパックでは20ヶ国巡り、インターンシップは中小、大手6社経験。
4月からはこのブログの管理人やっちゃんと同期としてベンチャー企業に就職予定
小学校編
努力の可能性を信じれた野球少年
今までやっちゃんがインタビューしているのは大学在学中の経験がメインだと思うんだけど、話の流れ的に僕の場合、もっと昔のことから話をした方が伝わると思うんだけどいいかな?
ちなみに野球はいつから始めたの?
当時、うちは家計的にはかなり厳しくて。
ゲームなんて勿論買ってもらったことはないし、野球で使う道具とかも全部先輩のお下がり。
周囲の子達は結構裕福だったから、かなり劣等感を感じていたな。
そういう格差を感じ、野球でも苦労しなかったの?
でも僕の周りの友達はめちゃめちゃ野球がうまくて、家計的な格差は感じたけどそれよりも友人への憧れが強かったかな。
何かできるやつかっこいいな。
って自分は何もできなかったからすごい思ってた。
と言うのも日本代表が同じチームにいたんだよ。
僕らの野球チームは沖縄でもめちゃめちゃ強いチームでそれ以外にもすごい子たちはたくさんいてさ!
視座高まるなあそれ。
でも萎縮しちゃうとかはなかったの?
全国に出るようなチームなんだけど、それを入団から半年で自分がレギュラーで出れるくらいにまでなってさ。
それでめちゃめちゃ自信がついたな。
たろうの成長スピード異常だな笑
そこまでなるのには相当な努力があったと思うんだけど、どうしてそこまでできたの?
自分のスキル磨けばそれが評価される。
お前何も持ってないなっていう幼少期からお前すげえなって言われるようになり始めたのが嬉しくて本当に夢中だったよあの時は。
でもさ、周囲に日本代表がいたりする中で小5からのスタートだしやる気とか気合いだけで半年でそこまで上り詰められるとは考えにくいんだけどさ、何か工夫していたこととかある?
スイングスピード上げるために竹の棒を買ってきて、それで朝6時から素振りしたり
グリップを強化したくて、そこらへんに落ちているコンクリートとかを棒にくくりつけてそれをひたすらスイングしたり
腕立て伏せを毎日1000回やるようにしたり
とかは一応自分なりの工夫だったかも。
その個性的な練習法は誰かに教わったの?
毎日この方がいいのかな?
とかのトライアンドエラーの繰り返しだった。
普通の練習じゃ勝てない。
チームには小学校5年生で場外ホームラン打つやつとかが普通にメンバーにいたし、
そもそも幼稚園から彼らは野球を初めてるからこの6年間というスパンをどうやって超えていこう?
同じことやっても勝てない。
入団して、彼らがずっと遠い憧れであるのが悔しくて
どうせなら近づきたい。負けたくない。
って必死だったよ、当時は。
そこまでできるのがすごい。
普通だったら、あいつらは違うからって諦めそうだもん。
僕がさっきみたい独自の練習を始めたらさ、もともと握力20以下だったんだけど、小学校6年では60くらいになったんよ。
そういうのが成長実感になったな。
裕福さじゃ絶対彼らには届かない。
でもね、努力ってそんなことに関係なく可能性あるじゃん。
ってそこで気づき始めたんだと思う。
身近にそういう大きなステージで活躍している友達がいたっていうのはかなり大きいね。
一人でやるのもいいけど、同じ視座の高さで野球やるってかなり綺麗だなって思って
彼らは小学校ながら毎試合、全員全国優勝を目指してる。
だから成長のスピードって環境でかなり促進されると思うのね。
これって環境依存型って意見もあるかもしれないけど、これの方がより良いって思ったんだよね。
自分も頑張るし、環境もいいならさらにいいよねってことだよね。
中学校編
リアルルーキーズ
この中学時代の経験は自分にとって1つの分岐点になっているな。
その中学での野球はどんなものだったの?
入部当初の部員は何してたかって言うと、タバコ吸ってたりで趣味程度に野球やってる感じだったんだ。
そういうのは当時の大城少年に何か影響を与えたの?
僕は高校野球を目指している。
別のチームにいって頑張ってるあいつらもいるから、僕は僕でこの中学で頑張ろうって決めてたね。
だけど、みんなとの乖離がひどかったな。
難しいところではあるよね。
でもそれとかを考えずに頭ごなしに僕がぶちぎれてたから、
結局それがいじめにあう原因になったよ。
全シカトできつかったな。
野球部から僕をシカトし始め、クラスメートも全員シカト…
いじめられてたの??
野球部だけじゃなく、クラスの子からもはきついなあ。
って意地はってたね。
でも一人じゃダメだってだんだん気づき始めたんよ。
どんなにホームラン打っても勝てないじゃんって。
それに、一概に比較できないけど、小学校で一緒だった奴らが別の中学にいることで相対的に見ると自分の能力は下がってて、差が開いていると思うことが嫌だったんだよね。
まずは心理学の本を読み始めたよ笑
まずはチームで勝つとかより、良い環境を作って行く必要があるって思ったんだ。
当時は無意識なのかもしれないけどさ、
大城少年は課題設定をするのがうまいよね。
1番ダメだったのは過去の栄光にしがみついていたこと。
他人と比較して当てつけに
お前ら何やってるんだよ、ちゃんとやれよって
結構上から言っててさ、そういうのがよくなかったんだ。
図書館に足繁く通う中でどうやってそれを改善していったの?
その中でなんで野球やってるんだっけ?野球になんで興味持ったの?
っていう軽いニュアンスの会話をするようにしてみてさ。
個人ならみんな話聞いてくれたのは救いだったね。
そのアクションをすることで何か気づくことはあった?
自分の中で出来た!っていう瞬間は楽しいだろうなっていうのは自分の経験則でも思っていたから、
こいつが1番得意なところを僕のスキルと組み合わせてもっと伸ばそう!
とか
その子の弱点を克服してもらおう!
って思って1人ずつと一緒に練習し始めたんだ。
中学生だからさ、集団的なところにいて俺を嫌ったりするけど、1人1人だったらコミュニケーションとってくれたんだよね。
その行動。
みんなの成功体験を一緒に作り上げて、野球が楽しいという気持ちを増幅させることで視座を高めようとしたんだね。
劇的な変化。
人の心を動かせたその成功体験はかなりの自信になるね。
すごい嬉しかったのが、最初いじめられてたのに副キャプテンに指名されたんだ。
立候補ではなく指名制だったから信頼は回復できたんじゃないかって思えて本当に嬉しかった。
でも普通だったらそんなにしてくれたら誰でもたろうのこと信頼するわ!
同期でよかった︎
弱小校だったのに!?
リアルルーキーズじゃん。
現実にこういうエピソードってあるんだ。
感動。
【文系学生が就活を辞めて大学院進学へ〜マーケティングで世の中を観る〜】(須田孝徳)
3月1日
各企業の就活情報が解禁した。
あー、今日解禁かー
と去年のいろんな思いがフラッシュバックしながらもこの記事を書き上げた。
“あの企業に行きたい、たくさん内定したい。”
そんな思いが先行し過ぎてその人の個性はどんどん薄れて行く。
自己分析が進んでくると
自分にとって今の時期の最良の選択肢は本当に就活なのだろうか?
と感じる人も少なくない…