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子ども乱入動画から1年、「BBCパパ」が感じた変化と影響
【3月14日 AFP】自宅で受けていたBBCの生中継インタビューの最中に子どもたちが部屋に入ってくるというハプニングで一躍有名になった韓国政治の大学教授──。放送から1年、警察官にセルフィー(自撮り)を求められたり、買い物の最中に写真撮影を求められたりと、あのインタビューの影響でさまざまな変化があったことを明らかにした。
今から約1年前、東アジア外交の専門家である釜山大学(Pusan National University)のロバート・ケリー(Robert Kelly)教授が自宅でインタビューに応じていた際、娘が踊りながら部屋に乱入し、その後から小児用の歩行器に乗った弟もついてくるという出来事が起きた。同氏のインタビューを居間のテレビで見ていた妻のキム・ジュンア(Kim Jung-A)さんがすぐに駆けつけ、慌てた様子で子どもたちを連れ出してドアを閉めたが、その様子はしっかりと映像に捉えられていた。
この動画は瞬く間に拡散し、世界中のメディアがこぞって取り上げた。BBCのユーチューブ(YouTube)公式ページでの再生回数は2700万回となり、過去最高となった。
放送から1年、ケリー氏はオーストラリアの外交シンクタンク、ローウィー研究所(Lowy Institute)のウェブサイトにコメントを寄せた。
この中で同氏は「ほとんどは楽しい経験だったが、変なこともあった」と書き、「コストコ(Costco)で牛乳を買っているのを写真に撮られたこともあった。『BBCパパ』のカルシウム消費量はホットな話題らしいからね」と冗談を交えた。韓国の警官が運転している車を止め、セルフィーを撮らせてほしいと言ってきたこともあったという。
ケリー氏によると、最もいい影響として現れたのは、北朝鮮と北東アジアの安全保障に関する見解を求められることが多くなり、招かれる機会も増えたことだったという。ただ、中国のある討論会では「こちらはBBCパパ…そうそう、朝鮮半島問題の専門家です」と紹介されたこともあったと明らかにした。