桜の便りも届き始めると、桜のシフォンを作ります。
塩抜きした桜の花とさくらんぼのお酒で風味をつけた季節限定のケーキ。
上品でかわいらしいピンク色に染めたいのですが、なかなか難しいのです。
写真はメレンゲをピンクに染めたものです。真っ白なメレンゲは本当にきれいに色が出ますが、卵黄が入るとオレンジになってしまいます。
一度思いきってたくさん入れたら、おもちゃみたいなショッキングピンクになってしまい、逆に面白いと思いましたがさっぱり売れませんでした。
そういうわけでオレンジがかったピンクのシフォンケーキを配達しながら行き交う人を見ていたら、薄いはおりものに足元はパンプスの人の多いこと。
それに比べて私は、ボア付きジャンパーにウールのパンツ、足元はブーツ。
あーせめてスニーカーだったなあ…あっ!
去年の秋、大好きすぎて長く長くはき続けたスニーカーに穴が開いてしまったことを思い出しました。
いてもたってもいられない気持ちになり、配達の帰りに靴やさんへ。パトリックというメーカーのスニーカーが私の足にはぴったりで、そればかりはいています。
今日は春らしいパトリックを買おう、と思ったのですが、結局深緑色の定番な形に決めました。
おしゃれな人に見える上に、けっこうどんな色の服にも合う色だからです。
結局使い回しがきくかどうか、がオバサンには重要なのでした。
オバサンで思い出しましたが、有名人の誰かもパトリック愛を語っていたっけ…たしかオジサン。
誰だっけ誰だっけ、すぐに出てこないのが悲しい。
○○じゃない、○○でもない、○○じゃねーよ!
そうです。
角野卓造さんでした!
角野卓造さんの京都本を読んでいて、ちらっと書いてあったのでした。
京都でパトリックを買う。
角野卓造さんはオシャレだなあ。