通行人に波動拳をぶつけてもバレません。
これまでARを使って話題になったゲームといえば、『ポケモン GO』が一番有名かと思います。今後はスマートフォンの中でゾンビを銃撃する『ウォーキング・デッド』や、街中の幽霊を吸い込む『GHOSTBUSTERS WORLD』、それに恐竜を捕まえる『Jurrasic World Alive』などがお目見えする予定ですよね。
そして今度は非公式ですが...iPhone越しに『ストII』の対戦を路上で行い、ホントにストリートでファイトさせるARゲームを作った猛者が登場。場所を選ばず昇竜拳が繰り出せ、マルチプレイヤー対戦もできるのです。
人間サイズでも、卓上サイズでも遊べます。
このゲームを開発したのは、Abhishek Singhさん。ARKitとUnityを使ってできたのが、こちら『ストリートファイターII:リアル・ワールド・ウォリアー』なのです。インスピレーションはアーケード版『ストII』から得たそうですが、実際にプレイヤーがリュウやケンをリアリスティックに見られるように、キャラクターは3Dで作っています。なので、角度変えれば自分に向かって竜巻旋風脚が飛んでくるような体験も可能なのです。
ボーナスステージも用意されていますね。駐車場に停めた自動車が、オンボロに壊れていく様子がなんともシュール。
実はこのSinghさんは、かつて『スーパーマリオブラザーズ』の「1-1」をHoloLens上で再現し、AR貞子をテレビ画面から飛び出させたた個人ディベロッパー。ゲームとはいえ、「路上に漂う緊張感がマカロニ・ウェスタンのよう」とおっしゃいます。
このゲームは権利の問題からリリースはできませんが、ぜひともカプコンと協力して公式なプロダクトをお願いしたいものですね!
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Melanie Ehrenkranz - Gizmodo US[原文]
(岡本玄介)