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毒気のある「就活生向けプレゼン資料」に17万超いいね!

Twitter/@poppoyakiya

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就職活動をする学生に向けた、毒気のあるプレゼン資料が注目を集めています。

ボツになった就活生向けプレゼン資料

画像を投稿しているのは、漫画家のベニガシラさん(@poppoyakiya)。ベニガシラさんは13日、自身が作成した「就活生向けプレゼン資料」をTwitterに公開しました。

普段は会社員として働いているベニガシラさんは、会社から「就活生向けのプレゼン資料」を作成するように頼まれたんだとか。そのため「いらすとや」のフリー素材を使用して資料を作成したそうです。

学校とは「同じ人間を作る工場」

冒頭から就活生向けとは思えないタイトルが付けられています。

Twitter/@poppoyakiya

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もちろん学校によって異なる部分はありますが、たしかに日本の学校教育では教科書に沿った内容を学び、円滑な集団行動を重視する傾向があります。

各人の個性の伸長よりも、同じレベルの人材育成に重きを置いている感は否めません。

評価基準外の人は評価されにくい

学校では「テストの点数が高い」「クラスの中心人物」など、分かりやすい部分では評価を得やすいですが、学校の基準の外の得意分野は評価を受けるのが難しいことがあります。

Twitter/@poppoyakiya

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でも社会には色々な評価がある!

しかし、ベニガシラさんは社会に出ると、色々な評価がされると伝えています。学校より価値基準が多様になり、社会では自分の能力を活かせる場所が必ずあるそうです。

学生の頃から好きな分野や得意分野を、積極的に追求しておくとより良いのかもしれません。

Twitter/@poppoyakiya

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自分が輝ける場所へ

さらに「社会に出ることは自分が輝ける場所を探す旅」だと資料に記したベニガシラさん。

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最後に「見つかるまで大変かもしれません でも必ずあなたが輝ける場所があります」と締めくくっています。これを会社に提出したところ「毒がありすぎる」とボツになってしまったそうです。

少し毒気はありましが、なかなか的を射た資料に、「これはいい資料」「的確だと思いますけどねえ」などの声が寄せられ、「いいね」も17万件を突破していました。

色々な意見がでて興味深かった

なぜこのようなプレゼン資料を作成したのでしょうか。ベニガシラさんにお話をうかがってみました。

―― 「プレゼン資料」を作成したきっかけは?

会社からの依頼で、就活生向けのプレゼン資料を作れと言われて作成しました。

―― 「就活生向けのプレゼン資料」をリアルな内容にした理由を教えてください。

リアルに感じるかは人それぞれかと思いますが、社会に出れば「輝ける場所があるよ」という根拠として、自分の実体験が反映されています。

学校という狭いコミュニティで評価はされなくても、社会に出てトライ&エラーするなかで自分と相性がいい場所は見つけることができました。そこはリアリティがあるかと思います。

―― Twitterの反響について

色々な意見があり興味深かったです。ただ、私としては学校の教育体制などについて批判するということではなく……。

就活生が社会に出ても「一生懸命探せば自分の居場所が見つかるよ」という意図で作成したので、見てくれた方が少しでもそう感じてくれると嬉しいです。

―― ありがとうございました。

社会に出ても「自分の居場所」が見つけられるという思いを込めて資料を作成していたんですね!

ベニガシラさんが描いた『魔王などがブラック企業の社長になる漫画』の単行本が3月27日発売されるそうです。

ぜひこの機会にベニガシラさんの漫画もチェックしてみてください。

※この記事のツイートと画像はベニガシラさん(@poppoyakiya)の許可を得て掲載しています。

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