2018/03/10
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朝日新聞が見出し詐欺で「安倍首相が虚偽答弁」とミスリード
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多くの見出ししか読まない人たちを騙す
朝日新聞が、2018年3月15日13時37分に、
改ざん前の文書、事前把握認める 菅氏「首相も承知」
という見出しの記事を配信しました。
朝日新聞のこの記事をそのまま読むと、菅官房長官、安倍首相が改ざん前の文書を事前に把握していた、かのように読めます。
安倍首相は国会で、文書の書き換えについては「11日に報告を受けた」と答弁しています。
ところが、朝日新聞のタイトルでは、実は国交省から6日に報告を受けていて事前にわかっていた。
「11日に知ったは虚偽だった」ことがばれた。「虚偽答弁だった」と菅官房長官が認めたかのように錯覚するように書かれています。
事実、有田芳生参院議員、ジャーナリストの清水潔さんを始め多くの人たちが、朝日新聞の記事をそのように解釈しています。
ツイッターでは「安倍がまた嘘をついた。虚偽答弁」「内閣総辞職は避けられない」などと盛り上がっています。
菅官房長官はそのようなことは発言していない
ところが、毎日、菅官房長官記者会見をウォッチしている以下略ちゃんは騙されません。
菅官房長官は、3月15日の記者会見では、そのようなことは発言していません。
3月15日の菅官房長官の説明は、次のとおりでした。
- 3月5日に、杉田副長官に国交省から書き換え前の可能性のある文書があると報告が入った。
- 国交省に対して、そういう可能性が有るのであれば財務省の調査に全面協力しろ、財務省には徹底的に調査を行うように指示をした。
- ※実は、国交省に書き換え前の文書、財務省に書き換え後の文書があった。それぞれが正本だと思っていた。(昨年4月の会計検査院の検査の時に同時に提出されていた。会計検査院が問い合わせると財務省がうちのが正しいと言った。ただし政府は知らなかった)
- 3月11日に、菅長官が全体文書の書き換えについて財務省から報告を受けた。
つまり菅長官と安倍首相が、書き換えが確定した事実を知ったのは3月11日です。虚偽答弁でも何でもないのです。
朝日新聞が、こっそりと見出しを「改ざん」か?
朝日新聞の記事見出しに、多くの人が騙されて「安倍の虚偽答弁」「内閣総辞職へ」などと盛り上がっている頃、不自然なことが起こりました。
いつの間にか、その朝日新聞の見出しが
改ざん前の文書、事前把握認める 菅氏「首相も承知」
改ざん前のタイトル
から
改ざんの可能性、事前把握認める 菅氏「首相も承知」
改ざん後のタイトル
に変わっているのです。
なんでしょうか、これは?
見出しタイトルの「改ざん」でしょうか?
朝日新聞さん、多くの人が騙された頃合いを見計らって、見出しタイトルをこっそりと「改ざん」するのはやめてください。
なお、この朝日新聞の見出しタイトルの「改ざん」が疑われる書き換えに以下略ちゃんが気がついたのは3月16日午前4時頃です。