『BG~身辺警護人~ #9』のキーワード出現数BEST10
- 高梨 30
- 沢口 19
- ゼロ 16
- 誤差 16
- 出来 16
- 本当 16
- 島崎 13
- 自分 12
- 先生 12
- 立原先生 12
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > エンターテインメント > タレント関連本
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『BG~身辺警護人~ #9』の番組内容&EPG情報の引用(ネタバレ注意!)
(植野雄吾)うわーっ!
(銃声)
(植野)4年前の収賄事件の時
私に罪をなすりつけて
見捨てたんでしょうが!
(植野)せめて 謝ってください!
(五十嵐映一)謝るのは
木村拓哉×ボディーガード!銃も、武器も持たず“丸腰”であらゆる危険から依頼人を護り抜け!その仕事、“絶対警護”。依頼人に迫る脅威とは…!?
詳細情報
◇番組内容
ついに最終回!殉職した村田課長(上川隆也)に着せられた汚名を返上しようと誓う章(木村拓哉)たちの前に、厚労大臣の職を辞した愛子(石田ゆり子)が「私が真実を話します」と名乗り出てくる。真相を語る場所まで愛子を警護することを決めた章たちだったが…。
◇出演者
島崎章…木村拓哉
落合義明…江口洋介
高梨雅也…斎藤工
菅沼まゆ…菜々緒
沢口正太郎…間宮祥太朗
立原愛子…石田ゆり子
村田五郎…上川隆也
・
今関重信…永島敏行
氷川修…宇梶剛士
清田春孝…阿部進之介
島崎瞬…田中奏生 ほか
◇脚本
井上由美子
◇監督
常廣丈太(テレビ朝日)
◇音楽
髙見優
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)、三輪祐見子(テレビ朝日)
【プロデューサー】川島誠史(テレビ朝日)、秋山貴人(テレビ朝日)、田上リサ(5年D組)
◇おしらせ
☆番組ホームページ
http://www.tv-asahi.co.jp/bg/
☆Twitter
https://twitter.com/bg_tvasahi
☆LINE
詳しくは番組ホームページまで!
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お前のほうだ!
(落合義明)先生!
(五十嵐)お前みたいな恥知らずに
出来るのは
きれいに死ぬ事ぐらいだよ!
(村田五郎)待ってください 先生!
無駄死にをさせては
いけません!
(銃声)
(銃声)
(村田庸一)
やっぱり 親父が馬鹿だったんだ。
しょせん ボディーガードなんて
割に合わないブラックな仕事なわけよ。
(高梨雅也)お父さんの仕事を
そんなふうに言うな!
(島崎)やめろ!
お父さんは 最後まで
ボディーガードとして
護ってくれました。
誤差なし。
誤差なし。
(まゆ)誤差なし。
(沢口)誤差… なし。
(立原愛子)警察以外で
あの事件を見ていたのは
あなた一人だけとなりました。
口封じのために狙われるって
言いたいんですか?
(高梨)課長の名誉を
回復出来るかもしれません。
課長は 全ての仕事の記録を
録っていました。
あの日も
録っていたんじゃないでしょうか。
(庸一)
それ 警察が奪ったんですか?
絶対 取り返してやる。
来たか…。
(高梨)
事件の日のみ 消されています。
親父は やっぱ 勘違いボディーガードで
終わるしかないんだよ!
あの日 見た事を
公にして頂けませんか?
排除。
僕は諦めませんから。
地位も権力も武器もない我々が
唯一持っていたものを
奪われたんです!
(氷川)事件現場にいた
島崎って奴と接触させるな。
いっそ 島崎章に
消えてもらいましょうか。
あのデータと同じように。
私が 事件の真相を公表します。
一緒に闘ってください。
(まゆ)
本当に話して頂けるんですか?
ありがとうございます。
感激です。
古巣の『ニュースレベル5』に
親しいプロデューサーがいます。
明日 内密に
出演の約束を取りつけました。
テレビですか?
これは SNSで
コメント出来るような問題では
ありません。
きちんと自分の顔を出して
あの日 何があったか
お話し致します。
いや でも… 警察だけではなく
五十嵐先生や民事党も
敵に回す事になります。
もう 敵に回しました。
はい?
先ほど
大臣の辞任を勧告されました。
立原愛子は 失業者軽視の失言を
うやむやにすべく
自作自演で
自分に脅迫状を送った疑惑があり
その責任を取って 辞任。
まもなく
そう発表されるでしょう。
嘘…。
ええー…。
ご心配なく。
ただでは転びませんから。
事実を公表する事は
五十嵐幹事長の不正を
告発する事に繋がります。
いや 待ってください。
悪事を隠蔽した者が
隠蔽に立ち向かう。
都合が良すぎますか?
(愛子の声)あの時は
皆さんに命を救って頂きました。
娘に会った時は
皆さんに
秘密を守って頂きました。
今度は 私が
村田課長の名誉を守りたいんです。
でも 先生自身が
危険にさらされる事になります。
これまでも
告発者の命が狙われた例は
たくさんあります。
大丈夫よ。
有能なボディーガードに
護って頂きますから。
大臣を辞任したら
SPの警護対象者では
なくなります。
どんなに邪魔をされようとも
事件の真相を
明らかに出来るように
皆さんに
身辺警護をお願い致します。
はい。
(高梨)はい。
(銃声)
(銃声)
(銃声)
(銃声)
(銃声)
(銃声)
(五十嵐)SPの落合…?
自ら 事件の その…
処理をすると
申し出てきました。
(五十嵐)
いい部下を持ったじゃないか。
私も慎重には動いているが
どんな鮮やかな
後始末をしてくれるのか
見せてもらおう。
はい…。
(五十嵐)どうした? 怖いのか?
いえ… 私は
先生の警護についたおかげで
今があります。
(五十嵐)さて…
恩知らずな女の後始末を
確かめるとするか。
(太田詩織)番組の途中ですが
ここで速報が入ってきました。
民事党所属の衆議院議員
立原愛子氏が
厚生労働大臣の辞任を
表明しました。
繰り返し お伝えします。
民事党所属の衆議院議員
立原愛子氏が
厚生労働大臣の辞任を
表明しました。
失業者軽視の失言を
うやむやにしようと
自らに脅迫状を送りつけた疑惑を
指摘され
その責任を取ったという事です。
(詩織)「立原愛子議員は
本日付で民事党を離党」
「今後の政治活動については
改めて発表されるという事です」
「では 先ほどの話題に戻ります」
明日は 9時に
お迎えに上がります。
ここで待機してください。
準備が整った時点で連絡します。
はい。
先生…。
本当に ありがとうございます。
いいえ こちらこそ。
私しかいないって言われて…
やるべき事が わかった。
あの日 見た事を
公にして頂けませんか?
それが出来るのは
もう あなたしかいないんです。
島崎さん。
はい。
全てが無事に終わったら
懸案になっていた お食事に
付き合って頂きます。
返事は? クライアントの命令よ。
承知しました。 喜んで。
(物音)
お部屋まで ご案内します。
自分が開けるまで
お待ちください。
♬~
どうぞ。
♬~
少々お待ちください。
♬~
すいません お待たせしました。
♬~
(村田靖子)ありがとうございます。
主人も喜びます。
お父さん…。
(庸一)本当かよ?
だって 事件のあと ずっと
何も見てないって
嘘ついてた女だよ。
しょせん
五十嵐って奴とグルでしょ。
それで後悔をしたから
テレビで話してくれるんだ。
なんか もう
誰も信じられないんだよな…。
お父さんの部下だった我々もか?
(高梨)わかった。
無理しなくていい。
その代わり
本当に立原先生が話してくれたら
その時は信じてほしい。
それから…
ちゃんと予備校にも行くんだ。
お父さんが悲しむって言うわけ?
死んだら悲しくないんじゃね?
いや…
それは 俺が行ってほしいんだ。
熱すぎ…。
わかったよ。
♬~
♬~
(携帯電話の振動音)
もしもし?
(島崎 瞬)
なんだ まだ生きてたのかよ。
悪かったな。
(瞬)「ボール 忘れた」
(瞬)今度 取りに行く。
「ああ~」
元気か?
(瞬)「まあな。 日曜に
日本代表の試合 見に行く
小田切さんと」
へえ~。
「さすが 小田切さん」
ずっと こっちで暮らせって。
何も心配いらないって。
はあ… よかったな。
…ああ。
「うん」
じゃあ 仕事 行くから。
(瞬)「部屋…」
ちゃんと片付けていけよ。
いつ死んでもいいように。
これ 基本。
何 言ってんだよ。
それ お前…
お前に俺が言った事だろ?
「いつ死んでもいいように」
っていうのは なし!
俺 死なないから。
勝手に変えてんじゃねえよ。
♬~
(河野純也の声)目をつぶって
ボールを蹴ってみるといいよ。
自分が何も出来ないって
わかったら
肩の力 抜けるから。
♬~
(高梨)ゼロ1 現着。
まもなく クライアント到着予定。
待機します。
おはようございます!
よろしくお願いします!
(まゆ)ゼロ2 了解。
ゼロ2 ポイント1 異常なし。
ポイント2 ポイント3
警察等の姿はありません。
(2人のため息)
遅いですね 立原先生。
(ため息)
(携帯電話の振動音)
はい。
どうしました?
15分 経過してます。
♬~
(高梨)45分過ぎてます。
クライアントに連絡してください。
♬~
(アナウンス)「おかけになった電話は
電源が入っていないか…」
♬~
(まゆ)前の番組
終わっちゃいますよ。
ホテルから ここまで10分だとして
打ち合わせとか考えたら
もう間に合わないんじゃ…?
もう
来ないんじゃないでしょうか?
待とう。
(高梨)1時間以上過ぎてます。
電話も繋がらない。
約束は 破られたんですよ…。
「私のお隣にいる
山根さんだったんですよね」
(山根)「毎年 行われている
栄えあるイベントの司会が出来て
本当に光栄でした」
「歴史あるイベントの司会
緊張したんじゃないですか?」
「みんなで楽しもうという気持ちが
伝わってきて
僕も楽しんで 司会出来ました。
スポーツイベントなんですけど…」
♬~
(高梨)「どうするんです?
ザッキーさん」
「では また明日」
(たたく音)
(ため息)
(まゆ)まさかのドタキャン。
振り回されて馬鹿みたい!
(沢口)しかも 無断ですもんね。
信じてたのにな…。
うちらが
ホテルに到着した時には
ホテルの部屋は
すでに引き払われてた。
立原先生の身に何かがあった
って事かもしれないし。
だとしたら 連絡あるでしょ。
電話の一本くらい。
ああ~ 女性不信になりそうっす。
(たたく音)
やめよう。
政治家なんて しょせん
どれだけ嘘がつけるかの人たちだ。
信用したのが間違いだったんだよ。
(まゆ)社長…!
渋い顔してるなあ みんな。
当たり前ですよ。 こんな騙され方
超久しぶりですから。
前にも騙された事あるの?
男に裏切られて
お金 持ってかれて
人間不信になった事は
ありますけど。
何よ…!
今は もう大丈夫です。
ハハハッ…。
さっき届いた。
差出人…
「株式会社AI.inc」。
(まゆ)えっ… もしかして
立原先生?
万一に備えて
私宛てに送られてきた。
(愛子の声)「今朝は
約束を守れず ごめんなさい」
「直前になって
サンコーテレビから
出演を断られました」
「党から横やりが入ったそうです」
「情報が洩れることを考えて
ご連絡は控えました」
「島崎さんのおっしゃるように
告発者は狙われるようですね」
「でも 私は
諦めたわけではありません」
「逆に やりとげなければならない
と確信しました」
「もう一度 チャンスを下さい」
「今度こそ 約束を果たします」
18日の民事党大会で
幹事長に事実をただすと
おっしゃってる。
(沢口)これ 総理大臣も
来るやつですよね。
(今関)総理や幹部のいる前で
じかに詰め寄れば
幹事長も逃げられない。
ただし 離党した立原先生は
会場には入れない。
招待状のない者は
立ち入れないそうだ。
まさか…。
そうだ。
厳重なセキュリティーを突破して
会場に入るまでの警護を
君たちに依頼してきた。
またドタキャンされたら
どうします?
きっと来るよ。
希望的観測ですか。
いや…。
立原先生 言ったよな。
今度は 私が
村田課長の名誉を守りたいんです。
俺たちに「守る」って言った。
あの言葉に
嘘はないんじゃないかな。
信じてみないか?
♬~
(今関)島崎。
はい。
(今関)無理するなよ。
村田が亡くなって
ずっと考えていたんだ。
クライアントを護るのは大事だが
自分たちの事も ちゃんと護れ…
そう
教えてくれたんじゃないかな?
はい。
(足音)
(沢口)島崎さん 庸一くんが…!
ん?
SNSに書き込んじゃったみたいで
ネットニュースになってます。
(氷川)村田の息子の件
知ってるか?
島崎らが たきつけている
可能性ありますね。
(氷川)お前…
本当に やる気か?
止めますか?
組織を守りたいんでしょう?
蟻の穴を封じなければ
堤は崩れますよ。
村田庸一くん いますよね?
お話聞かせてくれませんか?
すみません。 通してください。
すみません。 通ります。
(まゆ)うわっ どんどん増えてる。
(チャイム)
(高梨)なんで
待てなかったんだよ?
立原は
やっぱ 嘘つきだったじゃん。
だから 自分で
なんとかしようと思ったんだよ。
君は
とても危険な事をしたんだよ。
本当の事 書いただけだろ。
今 出て行ったら
取り囲まれるだけです。
怖くねえよ! そんな事。
「怖くない」なんてな…
ちっとも偉くないんだよ。
面白おかしく書かれて
お父さんは余計に傷つくだけだ。
そんな事も想像出来ないのか?
庸一が勝手な事して
申し訳ありません!
しばらくの間は
追いかけ回される事に
なるでしょう。
どこか 別の場所で
過ごせる所は…?
(靖子)妹の所なら…。
では そちらまでお送りします。
今後の事は 一緒に考えましょう。
すいません 本当に。
庸一!
(まゆ)どうやって突破します?
(高梨)
あれだけの人数ですからね…。
待ってました!
(カメラのシャッター音)
(記者)村田庸一くんだね?
(記者)証拠があるから
あんな書き込みをしたんだよね?
(高梨)下がってください!
離れて!
警察を敵に回す
書き込みをした理由は?
何か言いたい事
あるんじゃないですか?
(まゆ)下がって!
下がって 下がって 下がって!
(記者)話さないと!
(高梨)下がってください!
下がってください!
(記者)ちょっと!
話さないと真実は…。
(高梨)下がれ!
(高梨)こちらへ。
(靖子)はい。
♬~
はあ… はあ…。
うまく引きつけられましたかね?
(まゆ)合格。
(記者)社へ戻るぞ。
(記者)行くぞ。
表の人がいなくなったら
お母さんの所に
合流しましょう。
あの… 俺… ご…。
お父さんのために
やったんでしょう?
でも それで こんな事に…。
謝るのは
本当に心から頭を下げられる時
だけでいいんです。
お父さんも そういう人でした。
とても優しい人でしたけど
それ以上に 決して自分を曲げない
強いところがありました。
へえ…。
お父さんが亡くなる前…
庸一くんの話になったんです。
(村田の声)うちの息子なんて
19歳になっても反抗期ですよ。
課長は 反抗期だって
おっしゃってましたけど
むしろ すごいしっかりしてて
お礼まで言ってもらえて…。
おや… そうですか…。
(庸一の声)それだけかよ…。
父親として
安心したんだと思います。
♬~
俺… 親父の事なんか 嫌いだった。
なんで ボディーガードみたいな
割に合わない仕事するのか
全然わからなくて…。
むかついて…。
(ガラスの割れる音)
シッ…。
(ガラスの割れる音)
♬~
(ドアの開く音)
動かないでください。
♬~
(白井)ああっ…!
土足で上がるな!
♬~
うう…。
(黒川)死ね コラ!
うう… うっ…!
(関節が外れる音)
うわー!
♬~
(黒川)ああっ!
♬~
ああー!
ううっ!
(白井)ううっ…。
うっ…。
(カメラのシャッター音)
(シャッター音)
ああ…!
(シャッター音)
(シャッター音)
(白井)うわあ!
(ドアの閉まる音)
うう…。
あっ…!
大丈夫ですか!?
うっ… 庸一くんは?
俺は大丈夫。
よかった。
でも 島崎さんが…。
いや… 僕は あの…
病院行くんで 大丈夫です。
(妻)天井が高い家にして
ホント良かったわね~。
(夫)そうだな。
《私は知っている》
《あなたは本当は
天井が低くて 狭~い所が
大好きなんだってことを》
《私は ぜ~んぶ 知っている》
(娘)パパ~! パパもやって!
<天井が高い。 だから広く感じる。
その家は 「xevoΣ」>
天井が高いって
最高だな。
《ウソつき》
(まゆ)大丈夫ですか?
うん。 ぽくっと脱臼。
えっ!?
あっ 沢口くん
お水 もらっていい?
はい。
結局 襲ってきた2人組って
誰なんすかね?
だから
本当の事を知られたら困る人が
頼んだんじゃないの?
(沢口)幹事長…? 警察…?
まあ どっちにしても
ひどいっすよね。
権力 持ってる奴らって
本当 見境ない。
(舌打ち)
むかつく!
(まゆ)あっ ごめんなさい
ごめんなさい ごめんなさい…!
でも もう…
来れないんじゃないかな
写真 撮っといたから。
(せき払い)
覚えてるでしょ ほら。
(ドアの開閉音)
(高梨)庸一くんたちの無事なら
今 確認してきました。
しばらくは外出を控えるように
言いました。
えっ 高梨さん
あれ なんすか?
(まゆ)えっ… まさか
怪我した島崎さんへの見舞い?
庸一くんに差し入れした
残りだよ。
なんか 俺 お前のそういうの
癖になってきた。
(沢口)チョイスが乙女!
(まゆ)嫁に欲しいわ~。
頂きまーす!
民事党大会まで あと6日ですけど
それ 完治しそうですか?
いや… その事なんだけど…。
BG 引き継いでもらって
いいかな?
若い頃だったら
怪我しててもやってたけど
足を引っ張る事だけは
したくないからさ。
まあ 自分にしか
出来ないでしょうね。
よく言うよ。
信じられる?
今回のクライアントの事。
難しいです。
課長の名誉を回復するためにも
お願いするしかないのは
わかってるんですけど…
議員の座まで追われるような事を
本当に あの人が
やるのかどうか…。
そっか…。
うーん…。
まあ ボディーガードは
信頼されなきゃ駄目だけど
クライアントを信じる事のほうが
もっと大事でしょ。
いや… 自分の事を
信じてくれない人の事を
信じる事なんて 出来ないからさ。
私は信じる事にしたよ。
信じなきゃ 準備出来ないからね。
おっ。
(沢口)いや 俺は…
その なんて言うか…
元々
誰でも信じちゃうタイプなんで。
何 成長しちゃってんの。
うっす。
(ドアの開閉音)
お邪魔して よろしいか?
もう入ってるじゃないですか
いつもですけど。
お怪我されたんですか?
やけに いいタイミングで
いらっしゃいますね。
立原先生と
何を話されていますか?
辞任発表された夜
こちらに来たのは
わかっています。
何も。
ほう…。 隠すような事なんですね。
(沢口)あっ それ… ちょ…!
(まゆ)ちょっと やめてください!
(沢口)あっ… すいません…。
(沢口)すいません…。
(高梨)お引き取りください。
落合さん 警察は
民間に何やってもいいんですか?
私は これからの警護は
警察と民間が協力すべきだと
思ってますよ。
どの口が…。
2020年に向けて
海外の客は増えます。
警護の仕事は
ますます需要が高まるでしょう。
ただ…
官民協力に応えられるような
優秀な民間がいません。
あくまで個人的な意見ですが。
(沢口)すいません すいません…。
失礼。
♬~
何か?
違ってたら すいません。
警察は 僕の事が邪魔なんですか?
僕は あの事件の現場にいました。
(五十嵐)今さら
こんな騒ぎを起こして…!
死んで詫びろ!
謝れ! 謝れ 謝れ!
(銃声)
本当の事を知られたくない
人たちにとって
目障りな存在なんです。
その答えになっているか
わかりませんが
私なら 無駄な警告はしません。
あの事件に関しては
私が責任を持って
処理したいと考えています。
処理…?
処理って どういう意味ですか?
お邪魔しました。
我々は
当日の党大会の会場を下見して
立原先生の移送経路を決定します。
いざとなったら
力押しになりますよ。
当日の会場で中継が出来るように
潜り込む手はずを整える。
万引きGメンだったから
人の流れの確認は任せて。
あの…
こちらで働きたいんですけど。
僕は装備系を固めます。
連絡が途絶したら
おしまいなんで
無線の出力と
電波の中継地点を確認します。
これは
村田課長の名誉を回復するため
身辺警護課で請け負った任務だ。
日ノ出警備の者なんですが。
(島崎の声)必ず成功させよう。
丸腰で行くぞ。
車は このSPを一度パスして
この辺に停車させて
クライアントを中に。
(高梨)こちらは
冷蔵庫裏から厨房を通過
宴会パントリーを使う。
恐らく ここにSPが
配置されていると思いますが
沢口と出来るだけ突破しますが
もし何かトラブルがあったら
引き渡し
バックアップお願いします。
了解。
立原先生とは
11時半に
新しい潜伏先ホテル正面で合流。
会場P1から入ります。
ゼロ1
内部で党大会の状況確認します。
ゼロ2
現地周辺状況 確認します。
ゼロ3 BGの後方支援します。
うっす…!
党大会終了 14時までに
必ず先生を登壇させます。
(高梨)8時50分。 誤差なし。
誤差なし。
(沢口)誤差なし。
誤差なし。 各自…。
(村田)誤差なし。
各自 健闘よろしく。
♬~
よし 行こう。
♬~
♬~
こちらゼロ3 待機中。
こちらゼロ2。
ホワイエのフロントには
警備の警官 約5名です。
♬~
(まゆ)
お飲み物 いかがでしょうか?
ゼロ1。
会場内 現在3分の1が到着。
♬~
(高梨)あと1分50秒。
おい。
あと1分45…。
数えるなって。
あれ…?
クライアントを
信用してないんですか?
自分は信じてます。
あと1分30秒。
先生は必ず来ます。
じゃあ 残り1分20秒の間に
お前に言っておく事がある。
1分15秒。 なんですか?
ちなみにだけど
俺は お前の事 信じてる。
だから
今回のBGをお前に任せた。
♬~
55秒。
50秒。
自分も…。
45秒。
来た…!
(高梨)お預かりします。
お待たせしました。
ここまで来た以上
どんな邪魔が入ろうとも
発砲事件の真相を明らかにします。
私の思いを護ってください。
承知しました。 お任せください。
最後まで お護りします。
ゼロ1。 幹事長 到着。
(清田春孝)異常ありません。
立原愛子が
日ノ出の奴らと来るはずだ。
発見したら
上には上げず 私に知らせろ。
♬~
(沢口)こちらゼロ2。
やはり レストラン東口のほうが
一般客が多く
警備の手が回っていません。
♬~
(司会)会場の皆様
大変お待たせ致しました。
いよいよ
内閣総理大臣 民事党総裁
篠山広志の演説です。
(篠山広志)
昨年度は 民事党にとって
試練の年でございました。
そんな中
若輩者の私に 政権を任せて頂き
身の引き締まる思いです。
(拍手)
(篠山)また 先ほど
長年のご功績により…。
ゼロ1。
総理のスピーチ スタート。
大会終了は14時予定。
急いでください。
(沢口)パントリー通過中。
ホワイエに向かいます。
どちらへ?
そちらは今 入れませんよ。
(高梨)来たぞ。
不審者を発見した。
(刑事)失礼ですが
立原愛子先生ではありませんか?
…僕っすか?
面が割れました。
引き渡し出来ますか?
了解。
P3から向かって P6で合流。
♬~
先 行ってください。
僕が気を引きます。
あっ 痛え! 痛え…!
ああ~ ごめんなさい!
この辺 トイレないっすかね?
行くぞ。
あっ イタタタタ…!
痛っ…! おなか痛くて…。
どけ…!
あんま揺ら…
ちょっと あんま揺らさないで!
(篠山)国民に与えた
マイナスイメージを一掃させ
クリーンな民事党として
再出発したいと存じます。
(拍手)
了解。
立原愛子には まだ接触するな。
♬~
ゼロ1。 SP落合 退室。
(まゆ)「離脱先は不明。 注意して」
ゼロ3 了解。
ゼロ3 ミートポイント到着。
お願いします。
(踏み鳴らす音)
失礼します。
お願いします。
(刑事)待て…!
♬~
下だ!
はい!
(刑事)おい 待て!
クソッ…
何者なんだ あいつは!
そこら中 SPだらけですよ。
お願いします。
立原先生
本当に よろしいですか?
あの扉の向こうの通路を
突っ切れば 宴会場です。
少しでも迷いがあるなら
無理強いはしません。
見くびらないで。
一度決めたら迷いません。
あなた方にとっても
私自身にとっても
今日しかないと思っています。
立原先生 お久しぶりです。
お体の調子は いかがですか?
落合さん そこを通してください。
招待状がない方は
会場に近づく事は出来ません。
お願いします!
向こう側へ行かなければ
ならないんです。
どうしてもと言うなら
私を殺していけばいい。
落合さん。
あなた方は
それぐらい大それた事をしようと
してるんじゃないですか?
事実を公にすれば
政府も影響を受けるでしょう。
組織や秩序を壊して
死んだ村田課長が
生き返りますか?
生き返りません。
島崎さん 私は間違っていますか?
わかりません。
何が正しくて
何が間違ってるのか
僕には わかりません。
ただ…
護りたいんです。
村田課長や立原先生の思い
我々の…。
護りたい人がいるだけです。
♬~
♬~
フッ…。
痛めてるほうは攻めないんですね。
警察というところは
証拠がなければ
何も出来ないところです。
私も 事件を録音してました。
昔 村田課長に教えられて以来…。
(五十嵐)「私が矢面に立てば
政界も国民も混乱する」
「それを防ぐのも
秘書の仕事じゃないか」
現場にいた警察官である私が
事実を明らかにします。
いえ 私が。
先生には
やれる事が他にあるはずです。
もう担当ではありませんが
先生の安全を護らせてください。
落合さん…。
言ったでしょう。
事件は
私が責任を持って処理すると。
かつて 私は
村田課長に窮地を救ってもらった。
そして 今 部下である あなたが
最後の迷いを吹き飛ばしてくれた。
ここから先は 私も同行する。
ありがとうございます。
(根本)主任 正気ですか?
ああ。
係長 落合主任が職務を放棄…。
おい!
よせ!
あっ…!
うわっ…。
落合さん!
先生を安全な場所へ。
(沢口)はい。
先生 こちらへ。
うわっ!
早く行け!
何やってるんだ!
(氷川)「命令だ 落合を止めろ!」
おい 待て!
止まれ!
(根本)そんな行動は
命令にありません!
やめろ 根本!
お前 俺を謀ったのか?
(氷川)何が処理だ。 最初から
告発が目的だったんだろう!
外から不正を暴かれれば
警視庁は地に落ちる。
私は警察官です。
♬~
(清田)行ってください。
何してるんだー!!
♬~
つかまってください。
丸腰の民間には頼れません。
官民協力です。
♬~
止まれ 落合!
今日は 穏やかな日和でした。
不愉快な事件に
巻き込まれもしましたが
気分一新
国民のために邁進致します。
(拍手)
それでは お手を拝借。
いよー!
(三本締め)
♬~
すいません 失礼します。
(高梨)すいません 失礼します。
すいません 失礼します。
(まゆ)すいません 通してください
通してください 通してください。
すいません 失礼します。
(まゆ)通してください。
(高梨)失礼します。
すいません 失礼します。
五十嵐先生 そこまでです。
(五十嵐)「私が矢面に立てば
政界も国民も混乱する」
「それを防ぐのも
秘書の仕事じゃないか」
「お前は いい仕事をしたんだよ」
(植野)「嘘だ!」
「あんた 私に罪をなすりつけて
見捨てたんでしょうが!」
(植野)「せめて 謝ってください!」
(五十嵐)
「謝るのは お前のほうだ!」
「今さら
こんな騒ぎを起こして…!」
「死んで詫びろ!」
「先生!」
(五十嵐)「どうした?
そのために来たんだろ」
「お前みたいな恥知らずに
出来るのは
きれいに死ぬ事ぐらいだよ!」
(村田)「待ってください 先生!」
「無駄死にをさせては
いけません!」
♬~
(詩織)「先日 目黒区で起こった
発砲事件について
警視庁より
新たな発表がありました」
「植野容疑者が発砲に至ったのは
五十嵐幹事長の非人道的言動が
原因とみられるという事です」
「この背景として
4年前の収賄疑惑において
五十嵐幹事長が
当時の秘書 植野容疑者に
7000万円の受け取りを
指図した疑いが
容疑者の証言と共に
改めて指摘されています」
「なお 五十嵐議員は…」
村田… お前の部下は
みんな 丸腰で守り切ったぞ。
(詩織)「早くも 後任の人選に
動き出した模様です」
ありがとう… ございました。
(まゆ)頂きます。
(高梨)なんだよ ちゃんと
あいさつ出来んじゃん。
前から出来るし。
(沢口)予備校 行けよ。
まあ ぼちぼち。
ちゃんと行きなさい。
自分のペースでいいんだって。
ねえ。
(庸一)でも あの…
お母さんの事は
俺が護るから。
ああ。
(高梨)これ…。
警察から戻ってきた 最後の音源。
大事にしろよ。
ここで
みんなと聞いていいっすか?
もちろん。
「課長 反抗期だって
おっしゃってましたけど
むしろ すごいしっかりしてて
お礼まで言ってもらえて…」
(村田)「おや… そうですか…」
「島崎くん…」
「はい」
「時計 大丈夫だった…?」
「しっかり動いてます」
「はあ… よかった…」
「ありがとうございます」
「6時14分… 5秒」
「誤差なし」
「誤差… なし」
(ドアの閉まる音)
えっ…?
なんもねえな…。
何やってんだ? お前。
ああ… ただいま。
おかえり。
いや… 頼んでないけど。
俺が決めたから。
何を?
お母さん いろいろ言ってたけど
最後は 好きにしろって。
で お父さんによろしくってさ。
ふ~ん…。
で… その格好は 何事?
いや ちょっと…
人と待ち合わせしてるから…。
誰と?
いちいち 言わないでしょ。
いわゆる デート?
いやいや あの…
そういう あれじゃないから。
女ってさ 自分勝手だよな。
えっ…?
日によって
言う事 全然違くね?
頭くるんだよな
いろいろ言って 振り回してさ。
まだまだだね…。
女に振り回されんのも
男の役目なの。
バツイチのくせに。
確かに。
(2人の笑い声)
♬~
はあ…。
♬~
♬~
お待たせしました。
いえ 今 来たばかりで。
ごめんなさい。
すいません。
(2人)えっ?
ああ…。
いや…。
笑わないでもらえますか?
はい 笑いません。
私 総理大臣を目指します。
あの日
全てを捨てるつもりでした。
それを思えば 変われます。
僕は
誰かを護る仕事をしていきます。
これまでと同じように。
また いつか デートしましょう。
♬~
フフッ…。
清き一票をよろしく。
これ 選挙違反ですよ?
♬~
はあ…。
(携帯電話の振動音)
怪我は 良くなりましたか?
はい。 ありがとうございます。
電話したのは
大使館の警備対策官に決まった…。
「あいさつです」
あっ じゃあ… ご出世ですね。
おめでとうございます。
口止めという事でしょう。
私がいるのは そういう場所です。
「なるほど」
ところで
君も 来る気はありませんか?
「外務省には 天上がりといって
民間を一定期間 警備専門員として
採用する制度があります」
天上がり…。
「よかったら 推薦します」
「まあ すぐに
答えは出る事ではないでしょう」
「1週間 お待ちしております」
あっ 答え 出ました。
早いな。
「それって…
決まった要人だけしか
護れないんですよね?」
僕は 警護対象者には
上も下もないと思ってますから。
そう言うと思ってました。 じゃあ。
「いや でも 僕は…」
(不通音)
本当 人の話 聞かないよな…。
♬~
♬~
(佐藤雄二)どうぞ。
おっ?
あれっ 佐藤さん?
先輩!
いやいや やめてくださいよ。
ああ…。
あっ。
ボディーガードも
少し 慣れたかい?
いや まだまだですね。
なんだよ だらしねえな。
しっかりやれよ。
はい すいません。
これ よかったら 食べてください。
おう…。 何?
肉まん。
肉まん…。
でも…。
オッケー オッケー。
アハハ アハハ…
オッケー オッケー。
じゃあ。
オッケー オッケー。
お疲れさまです。
サンキュー サンキュー。
どうぞ。
香田一樹氏の警護準備
オッケーです。
(まゆ)最終経路 確認完了。
新人 遅い!
(新川貴志)はい!
(まゆ)課長代行も 出発準備早く。
はい 時間厳守でいくよ。
新川くん。
はい! なんすか?
(高梨)8時55分 誤差なし。
(まゆ)誤差なし。
(沢口)誤差なし。
(新川)誤差… なし。
誤差なし。 各自 健闘よろしく。
(高梨)ほら。
(新川)はい!
そのまま お進みください。
♬~
ちょっと…
警護対象者 見失っちゃ駄目。
はい。
♬~
こちらゼロ1。 まもなく到着。
(高梨)了解。
(歓声)
♬~
♬~
(歓声)
今日もよろしく。
お願いします。
(歓声)
♬~
(高梨)まもなく ポイント3通過。
了解。
♬~