脳の中の人体地図
オモシロフィギュア…ではないんですよ(笑)ベンフィールドの「体部位再現図」をもとに製作された人形です。
「運動野のホムンクルス」で実際の身体よりも大きく表現されている部位は小さいな部位に比べ、より繊細な運動を行うことができることを表しています。
一方で「感覚野のホムンクルス」は大きく表現されている部位はより繊細な感覚を得ることができることを表しています。親指が大きいですね!
ヒトの臓器標本も
会場内のいくつかのポイントで、心臓、脳など、ヒトの臓器標本が展示されています。これらは我々の臓器の構造を正しく知ってもらうことが目的で展示され、パーテーションで仕切ることで希望する方のみ観覧ができるような配慮がなされています。
どうしても人体を扱う企画の関係上、例えばキンスレーキ(人体を理解するための紙粘土製の模型=オランダ語でいわば「人造死体」)のようにちょっとドキッとするものもありますが、「グロ」ではありませんので、科学に興味のある小学生の方でも大丈夫と思います。
「ネットワークシンフォニー」のコーナーは撮影OK
最新の研究では、脳が一方通行で体の各所を命令を出しているのではなく、「疲れた、しんどい」「おしっこをしよう」「ごはんが来たぞ」といったように各臓器がやりとりしていわば「会話」し、体内で巨大なネットワークを構築しているということが最新の研究でわかっています。NHKスペシャル「人体 ー神秘の巨大ネットワークー」で紹介された新・人体観を、色や音で表現する体験展示空間で “驚くほど美しく、騒がしい人体” の世界を体験できます。
ゲノム解析により縄文人の顔相を完全復元
次世代シークエンサーと呼ばれるDNA配列の読み取り装置の開発により、古代人の骨からも現代人と変わらない精度のゲノム情報を得ることができるようになりました。北海道の礼文島から出土した3800年前の縄文人の顔相が復元され、展示されています。
これに関しては是非会場で見ていただきたいと思ったのであえてボカシ加工にしています!是非会場で「本物」の縄文人と対面下さいませ。
混雑の予想とか
NHKスペシャル「人体 ー神秘の巨大ネットワークー」とも連動し、非常に注目されるこの展覧会、会期は6月17日まですが、ゴールデンウィークをまたがるのと(経験則的な意見ではありますが)会期の長いイベントは後半になればなるほど混雑する傾向を考えると、早めに観に行った方がより快適に「人体」についての展示を楽しめるのかなと思います。