■「日本での就職、”ABE”を意識せよ」
専門家らは、日本での就職を成功させるポイントとして、人間性や態度(Attitude)、日本語能力(Better communication)、大学3年からの早期の準備(Early bird)の三つを挙げた。日本の人材派遣業パーソルグループの韓国子会社「パーソル・コリア」の海外就業部日本代表を務めるユ・ヒョンジュ氏は、「日本企業の人材像」を紹介する際「韓国では学校での成績、語学力、リーダーシップなど、人より秀でた『スペック』をアピールしなければならないが、日本では協調性、コミュニケーション能力、自分の成長過程など人間性を示さなければならない」と説明した。外国語能力も必須だ。ユ氏は「日本企業は、外国人社員が改善すべき点として『日本語能力』を最も多く挙げる。文系、理系ともビジネス関連のコミュニケーションができるぐらいの日本語能力が必要だ」と話した。
日本での就職を成功させるノウハウについて発表したパク・ジェソブさん(日本のオリックスグループに入社予定)は「日本特有の採用プロセスと文化について、正確に把握しておくことが重要だ」と強調した。パクさんは「韓国は通常、採用の時期が年2回(上・下半期)あるが、日本は3月に採用が始まり、9-10月ごろに終わる。大学3年から履歴書、筆記試験、面接などの準備をしておかないと就職のチャンスを逃す恐れがある」と話した。
全経連のオム・チソン国際協力室長は「日本は韓国に比べて初任給が高くなく、文化がいまだに保守的だという点を必ず考慮しておかなければならない」と指摘した。