浸水被害解消へ‥大規模貯水管を整備するための巨大シールドマシンを公開
						
						
						
						
							 大雨による浸水被害を減らすため、地下に巨大な貯水管の整備を進めている名古屋市。
 15日、工事に使う大型の機械を公開しました。その姿とは。
 その機械は、地下50メートルの場所にありました。
 「この足元にあるのが、シールドマシンと呼ばれる機械です。直径6.5メートルの穴を掘ることができます」
  (夏目アナウンサー)
 これは、地下にトンネルをつくるときなどに使われるシールドマシン。
 正面から見るとスパイクの刃のような突起がいくつも並んでいるのがわかります。
 これが、ドリルのように回ることで、土砂を掘り進めていくのです。
 機械のなかでは、同時にブロックが組み立てられ、掘った部分が崩れないよう壁を作っていきます。
 名古屋市は、この機械で名古屋の西区から中川区までのおよそ5キロを掘り進め、10万4000トンもの雨水を溜める巨大な管をつくる計画です。
 完成は、3年後を予定しています。
 「東海豪雨の時は、1時間に97ミリの雨だったが、(名駅周辺では)東海豪雨クラスの降水量でも床上浸水を解消できます」
  (名古屋市上下水道局 石上孝浩所長)
 名古屋市は、ほかにも過去に浸水被害が大きかったエリアなど5か所で、同様の施設の整備を進めています。(15日17:52)