シャングリ☆LA!

「写☆んぐりら!」(旧表記)。写真で綴る日々<撮影記、機材、ダイエットや断酒といった生活記録、写真そのものなど>。

かたゆでたまご、再評価

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最近、半熟たまごがゆで卵界を席巻している気がします。ラーメンにゆで卵、しかも半熟の(煮たまご?)たまごが乗っている率が高くなっている気がします。そこらへんのラーメン屋さんに飛び込むと、半熟のたまごが乗っているか、追加で乗せられるようになっている気がします。ラーメン以外にも、料理に乗っているたまごは半熟系が多く、かたゆでたまごは肩が狭くなっているように見えます。

 

私だって、半熟たまごは好きですよ。でも、このままじゃいけない!

 

私が子どもの頃は、なんでんかんでん固ゆで卵でした。家族で出かけるとなれば、お結びにかたゆで卵。サランラップかアルミホイルに塩をちょいと入れて持って行ったもんです。ところが、最近、あまりゆで卵をそのまま持って行かなくなったなぁーというの気づいたうえ、子どもの給食メニューを見ていて、ゆでたまごがなくなったことに気づき、驚きました。

 

私の子ども時代は、給食メニューにゆでたまご(もちろん殻付き)がしょっちゅう出てきて、ちまちまむいて食べたもんです。殻がきれいにむけなくてねぇ。殻をむいていくと殻をむいた勢いで、白身の一部も一緒にむけてしまったりして。逆に殻をむいても薄皮が残ってしまって、爪で必死になって取り除いたりして。きれいに殻をむけばツルンとしたたまごが出てくるのですが、給食のたまごは以上のように綺麗にむけないから表面が凸凹になったりしたもんです。だからこそ、綺麗にツルンとむけたときにうれしさはひとしおで、周りの友人に「ホ、ホラ、こんなにきれい」といって自慢したものです。今、そんな楽しみはないんだな(まぁ、地域によって違うかもしれませんが)。

 

家で食べるときや、お弁当に入っているのを食べるときも、塩を使って「白身」の時代を耐えると、幸せの黄色い黄身が出てくるのです。これも色々な方式があります。たとえば白身・黄身分離方式。まず白身を食べてしまって後から楽しみにしていた黄身をゆっくりほくほくと食べる方法がありますね。これはダイエットや、筋肉付けたいからタンパク質をたっぷり補給したいといったむきにも利用され、この場合、黄身と白身を分離するだけでなく、分離し黄身を残して白身だけを食べるとう手法が使われたりします。機能重視の食べ方といえましょう。一方、黄身も白身も関係なく、パクリ!と食べる方式もあります。「白身だけの時代」がないのが特徴で、また、常に白身部分を手で持って食べるので、手も汚れない。こちらが黄身・白身のハイブリッド方式であります。

 

味付けもシンプルに塩の人もいれば、マヨネーズという人も。ゆでたまごにマヨネーズという食べ方は、ある意味兄弟仁義とでもいえる方式で、「たまご」に「たまご+油」なので相性は良さそうですね。この場合、私は、珍しく醤油・ソースは使いませんが、人によっては使う方もいるでしょう。好きにすればよろしい。

 

……というように、半熟たまごのトロっとした濃厚な味わいも素晴らしけど、かたゆでたまごのほくほくした味わいも中々いいと思うのです。何よりも運動会や家族でおでかけしたときのお弁当にゆでたまごが入っていて、うれしく食べた思い出は忘れがたいものがあります。

 

半熟もいいけど、かたゆでたまごも忘れないでちょうだいよ、と叫んでおきたい。