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2018年03月15日 18時03分 JST | 更新 11時間前

花粉症が死ぬほどつらい。環境省や製薬会社がすすめる対策はこれだ

そもそも、いつ、なぜ、どのぐらいの人が発症しているのでしょうか?

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暖かくなって過ごしやすい気候になり、桜も咲き始め、春の訪れを感じるようになってきました。と同時に、全国各地で不治の病が猛威をふるっています。

花粉症です。

くしゃみ、鼻水、目のかゆみで生きているのもつらい。症状を抑えようと薬を飲んだら、眠気に襲われるなんてこともあります。踏んだり蹴ったりです。私もそのひとりです。

一体、どうしたらいいのでしょうか。

環境省や製薬会社が勧める対策のほか、花粉症のメカニズムや発症の経緯を、以下に紹介します。

そもそも、花粉症はなぜ起こるの?

花粉症環境保健マニュアルによると、花粉症は、体内に入った花粉に対して人の体が起こす免疫反応です。本来、免疫反応は私たちの身体を守ってくれるものですが、反応が過剰になりすぎるとアレルギーとなり、生活に支障が出てしまいます。

花粉を排除しようとして、くしゃみや鼻水、涙という症状が出ますが、それが強く出過ぎてしまう状態を花粉症と呼んでいます。

いつ、どうやって発症するの?

花粉症環境保健マニュアルより
スギ花粉の発症

花粉が体内に入っても、すぐに花粉症になるわけではありません。アレルギーになる遺伝子的な要素(素因)がなければ発症しません。

アレルギーの要素のある人は、花粉に対抗するための抗体(IgE抗体)をつくります。

人によって期間は違いますが、数年から数十年花粉を浴びて抗体が十分な量になると、アレルギー反応が起こる状態(感作)になります。その後に花粉が身体の中に入ると、花粉症を発症します。

最近は飛散する花粉量が増えているため、感作までの期間が短くなり、小さい子供でも花粉症にかかるようになりました。

日本気象協会

どれぐらいの人が発症している?

花粉症患者は、年々増えていると言われています。

正確な人数は分かっていませんが、全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした2008年の鼻アレルギー全国免疫学調査では、花粉症にかかった人は29.8%で、およそ3人にひとりが発症しています。

また、2017年の東京都の調査では、都内でスギ花粉にかかったと思われる人は48.8%(※1)で、およそ2人に1人が発症しています。

(※1、2017年3月(スギ花粉の飛散時期)に実施した花粉症検診(問診、鼻鏡検査、血液検査)の結果から推計したもので、治療や対策が必要な患者の割合ではなく、日常生活に支障がない軽症の人も含んでいます)

花粉症の人が増えている原因として、さまざまな理由が挙げられています。

・飛散する花粉量の増加

・母乳から粉ミルクへの切り替え

・食生活の変化

・大気汚染

・喫煙

また、花粉症が悪化させる可能性があるものとして、空気中の汚染物質やストレスの影響などが考えられます。

さらに、花粉症以外のアレルギーがある人や、家族が何らかのアレルギーを持っている人は、そうでない人に比べて花粉症になりやすいと考えられています。

どう対策したらいい?

いつどんな時間帯に花粉が多いのかを知ることが、対策の第一歩です。

花粉が多い日

・晴れて、気温が高い日

・空気が乾燥して、風が強い日

・雨上がりの翌日や気温の高い日が2、3日続いた後

花粉が多い時間帯

スギ花粉が多くなる時間帯は、その日の気象条件によって変わりますが、昼前後と日没後が多くなっています。理由は、午前中に飛び出した花粉が数時間後に都市部に到達すること、上空に上がった花粉が日没後に地上に落ちてくるためと考えられています。

具体的にどんな対策ができるのでしょうか。

花粉の被害を防ぐ方法として、次のような方法を勧めています

・マスク

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花粉量を3分の1から6分の1に減らす効果があります。横に隙間がないよう顔にフィットするものを選びましょう。マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)で、鼻に入る花粉量をさらに減らすことができます。

・メガネ

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通常のメガネで約40%、花粉症用のメガネで約65%眼に入る花粉量減らすことできます。

コンタクトレンズによる刺激が、花粉のアレルギー性結膜炎の症状を増幅させる可能性があるので、メガネにした方が良いと考えられています。

・服装

ウール製の服は、木綿や化学繊維に比べて花粉が付きやすく、外側にウール素材の衣服を避けた方がよいでしょう。帽子や手袋を着用することで、付着量を減らすことができます。

・手洗い、洗顔

・室内の換気と掃除

製薬会社の協和発酵キリンは、花粉症を悪化させるNG習慣を伝えている。

・睡眠不足

免疫やホルモンのバランスを崩しやすくなり、症状を悪化させる原因になってしまうことがあります。

・アルコールの取り過ぎ

お酒は血管を拡張させて、鼻づまりや目の充血などの症状を起こしやすくなります。

・タバコ

煙が鼻の粘膜を刺直接激し、症状を悪化させる原因になります。

 
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