“真紀子節”でコキ下ろし 安倍首相に「勉強した方がいい」
「やっと大きな騒ぎになってよかったなと思っています」
永田町を激震させている財務省の「決裁文書改ざん」問題を念頭に、こう語り始めた田中真紀子元外相(74)。2012年の落選以降、一部ラジオ出演などの他は表舞台から遠ざかっていたが、14日の日本外国特派員協会の会見で久しぶりに“真紀子節”を炸裂させた。特徴的な“マシンガン口調”で安倍首相をケチョンケチョンにコキおろしたのだ。
「安倍さんを別に憎らしいと思っていません」と前置きしながらも、「1回目に総理になったときに、すぐ辞職された。あれがあの方の値打ちだな、とずっと思っていました」と、わずか1年で退陣した第1次政権をヤリ玉に挙げ、米朝会談の前の4月に日米首脳会談を予定している安倍首相をこう突き放した。
「安倍さんがアメリカに4月に吹っ飛んで行って『だまされないようにしたほうがいいですよ』とか『拉致問題を解決しなきゃいけない』なんて余計なことを(トランプ米大統領に)言うよりも、森友問題や加計問題、財政再建をやったらいいじゃないですか。仕事は山ほどある。安倍さんはダメだなあ、バカだなあと思って見ています」