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イランが核保有ならサウジも追随、皇太子が明言 米TV番組で
2018年3月15日 22:27 発信地:ワシントンD.C./米国
【3月15日 AFP】(更新)サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子は、15日に放送された米テレビ局のインタビューで、イラン政府が核兵器を手にした場合、サウジアラビアも追随すると明言した。
CBSテレビの朝のニュース番組「ディス・モーニング(This Morning)」で放映されたインタビューのダイジェスト版で皇太子は、「サウジアラビアは、いかなる核爆弾も保有したいとは思っていない。だが、もしイランが核爆弾を開発した場合は疑いなく、できるだけ早急にそれに続く」と述べた。
さらに皇太子は、ナチス・ドイツ(Nazi)の指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)を引き合いに出し、イラン最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師をその「拡大志向」故に「新たなヒトラー」と評した。
「欧州で当時、拡大志向を持っていたヒトラーとまさに同じくらい、ハメネイ師は中東において自らの事業を実現したがっている」「世界中の、そして欧州の多くの国々が、事が起こるまでヒトラーの危険性を認識しなかった。同様の事が中東で起きるのを目にしたくはない」と皇太子は述べた。
今回のインタビューは、皇太子とドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領によるホワイトハウス(White House)での会談の2日前に当たる18日、CBSのニュース番組「60ミニッツ(60 Minutes)」で放送される予定。(c)AFP