今回は極黒ではなくメインサイトの話です。
最近メインサイトの改善をしています。この前の記事でも紹介しましたが、
- アクセスが集まっているページ
- 成約したページ
を中心に改善をおこなってきました。
今回改善するのは、
- 検索順位が低いにもかかわらず、表示が多いページ
です。
これは、ユウさんという方のブログを見て参考にしました。
検索順位が低い、つまり「埋もれている」ページというのは、普通に考えると表示される回数も少ないはずですよね。
でも、「埋もれている」にも関わらずたくさん表示されているページがあったとしたら?そのページを上位に持ってくることができれば、アクセスを大幅に増やせるポテンシャルがあると考えられます。
これは考えたことがなかったので、良い学びになりました。
実際にやってみたので書いていきます。
search consoleで掲載順位が低い順にソート
「検索順位が低いにもかかわらず、表示が多いページ」を探すにはsearch consoleの検索アナリティクスを使います。
「ページ」を選択して「掲載順位」を低いもの順にソートします。
そして「表示回数」が多いページを探します。チラホラ出てきました。
「検索順位が低いにもかかわらず、表示が多いページ」をいくつかピックアップできました。その中から、成約に結びつきやすいコンテンツを書いているページを、改善の対象として選びました。
このページは、「古いマンションを売りたいけど、売ることはできる?」というお悩みに対して答えているコンテンツです。
検索クエリをチェック
このページがどのようなクエリで検索されているのか、クエリをチェックします。27個ありました。
そしてこれらのクエリを、意味や意図が似ているもの同士をグルーピングしました。
あまりにも表示回数が少ないクエリは、この段階で削除しました。
4つのグループに分けることができました。黄色のマーカーを引いている文字はグループの概要です。
こうして分析してみると、面白いことがわかりました。「古いマンションの売り方」を説明したページなのに、「古いマンション」というキーワードであまり検索されていないようです。上から2つめのグループです。
むしろ、「古い」が含まれていない「マンション 売れない」といったキーワードで多く表示されていることがわかりました。上から3つめのグループです。
これではキーワードの検索意図と、コンテンツの内容がマッチしていません。
「マンションが売れなくて困っている」「これからマンションを売りたいけど、売れるかどうか調べている」といった意図で検索されていると思うのですが、その人たちに「古いマンションの売り方」を紹介しても、意味ないですよね。
改善ポイントを決める
これは改善の余地がありまくりです。
まず、検索意図とコンテンツ内容がマッチしていないのに「マンション 売れない」というクエリで多く表示されていて、順位も70位くらいにいるということ。
もしこのページに「マンション 売れない」にマッチしたコンテンツを追加したら?きっと「マンション 売れない」での検索順位をもっと上げられるでしょうし、表示回数がさらに増えてアクセスも増えるでしょう。
そしてなにより、成約に近いキーワードです。改善のし甲斐があります。
なので、この方向で改善することにしました。
もう一つの改善ポイント
また、このページが「マンションがいくらで売れるか知りたい」といった意図のキーワードでも検索され、表示されていることがわかりました。1番上のグループです。
このグループも、本来のコンテンツである「古いマンションの売り方」とはまったく関係のないクエリです。それでも、「古いマンションの売り方」系のキーワードより多く表示されています。
ただ、このグループは別記事で新規作成したほうが良いのかなと判断しました。コンテンツの内容的に1つの記事にまとめるのは難しそうだからです。
まとめ
今回、「検索順位が低いにもかかわらず、表示が多いページ」を分析することによって、ポテンシャルの高いキーワードを発見できることを学びました。
これは「お宝キーワード」と言うこともできるかと思います。自分のsearch consoleに蓄積されたデータを分析することで生み出されたキーワードなので、誰にも真似されません(公開したバカがここにいますが)。
今回は改善方法として、serch consoleで見つけたキーワードをもとに「コンテンツを追加する」という方法を選びましたが、他にも
- メタディスクリプションに追加する
- ページタイトルに追加する
といった方法もあります。
場合によっては、これだけで検索結果における露出を増やすこともできそうです。
既存コンテンツとsearch consoleのデータを照らし合わせて、どのような改善方法を選ぶかを判断することが大事だと思います。