エレベーターのボタンいろいろ
エレベーターのボタンやランプを作っているという会社を取材させてもらえることになった。
エレベーターにかぎらず、街中の製品がどう作られているかについては、ふだんから興味がある。 ついでに、そういうボタンやランプをどう鑑賞したらいいか、教わってくることにしました。
1976年茨城県生まれ。地図好き。好きな川跡は藍染川です。
前の記事:「コンクリートでプッチンプリンをつくる 慶応SFC石川研展示会」 人気記事:「マクドナルドが一斉に閉店した日」 > 個人サイト ツイッター(@mitsuchi) エレベーターのボタンてどんなだっけ会社の見学に行く前に、ちょっと予習をしてみることにした。メーカーの違いに注意しながら、街中のエレベーターのボタンを見てみる。
三菱電機:巣鴨駅ビル
最寄りのJR巣鴨駅のビルのエレベーターは三菱電機製だった。こういうボタンあるよね、という感じ。
「ひらく」が緑色でやや大きい。それぞれのボタンは不透明で、真ん中がくぼんでいる。脇に点字もある。まずはこれを基準に、他のを見ていこう。 東芝:自宅アパート
自宅アパートのエレベーターは東芝製だった。ボタンが丸いのをのぞけば他はだいたい同じだ。黒地に白い文字。中がくぼんでいて、「ひらく」は大きくて緑色だ。
フジテック:東京メトロ駒込駅
隣駅で急に変わった。ボタンが透明になった。「ひらく」は相変わらず緑で、左にある。
OTIS。東京メトロ乃木坂駅。
さっきとほぼ同じ。ボタンは透明で四角、ひらくは緑で左側。
日立。JR新宿駅。
白地で不透明という初めてのパターンが来た。ここまでをまとめてみよう。
ボタンの形:四角、丸 ボタンの色:白、黒、青、透明 点字:ある ひらくボタン:左側で緑 ひらくボタンはどれも左側で緑色だった。当サイトの11年前の記事「エレベーターの開くボタンは、ほぼ左」にもすでに指摘がある。 ふつうのビルでよく見かけるやつについては、だいたいこんな感じだろう。しかし世の中にはちょっと違う種類のエレベーターがある。複合商業施設とかにある、高級感あふれるやつらだ。 こんな感じとか、
こういうたたずまいのエレベーターホールで、
ボタンは基本的に透明で、ひらくボタンは緑じゃない
透明なボタンにステンレスが乗ってて、ひらくボタンは緑じゃない
飲屋街の雑居ビルにあるエレベーターとは一線を画すこういうやつ。こういうのは、建物全体の雰囲気に合わせるために、特注で作られるようなものもあるそうなのだ。
そして、取材させてもらう会社はまさに、こういう特注のエレベーターの部品を専門で作っているらしい。 ということを踏まえた上で、さっそく本社と工場を見学に行って来ました。
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