yoichi2017_今回は、ニッカの余市蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーを飲んでみます。

元々余市蒸溜所においては限定販売のブレンデッドウイスキーがおいていましたが、昨年8月にリニューアルされました。

また同時期に、宮城峡蒸溜所限定のブレンデッドウイスキーもリニューアルされました。

ではストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は淡い琥珀色、香りはナシがしっかり鼻を突いてきます。

口に含むと、余市ならではの燻製のようなピートが先に訪れ、その後はナシ、ライムと続きます。
味わいは、アルコールからの辛みが目立ち、その後に酸味が追いかけてきます。

ロックにすると、ピートが更に強くなり、ナシの後にバナナもほのかにやってきます。後になって、黒こしょうのスパイシーな香りも目立ちます。
味わいは甘みが前に出てきて、アルコールからの辛さは消えます。

最後にハイボールにすると、ナシとバナナの香りがほんのり訪れるようになり、ピートの癖はかなり薄れます。
味わいは酸味がうっすらと感じられるほどで、飲みにくさはそれほどありません。

ブラックニッカ ディープブレンドのような強いピートではなく、まとまった印象のある余市の特徴を現したウイスキーと言えます。
ただ、従来の蒸溜所限定のブレンデッドウイスキーに比べるとボディは薄く感じられます。

アルコール度数40度、500mLで、価格は3000円のようです。

<個人的評価>

  • 香り C: 余市モルトのピートがいい塩梅で訪れる。その後ナシ、バナナ、ライム。
  • 味わい C: ストレートではアルコールのとげがある。加水で甘みが前に出る。
  • 総評 C: 余市らしさを癖を抑えてまとめた印象だが、従来より薄っぺらい。