動画投稿サイトを参考に作ったコンピューターウイルスを誰でも無料でダウンロードできる状態にしたとして、神奈川県警が昨年12月、不正指令電磁的記録提供などの非行内容で、大阪府の小学3年の男子児童(9)を児童相談所に通告していたことが15日、県警への取材で分かった。

 このウイルスをダウンロードしたとして不正指令電磁的記録取得の非行内容で、東京都の小4の男児(9)と、山梨県の小5の男児(11)も通告した。

 県警によると、大阪府の男児は昨年5~6月、作成したウイルスをインターネット上にアップロードし、同6月に東京都と山梨県の男児がダウンロードしたとしている。

 男児らは「友達を驚かせたかった」などと話している。ウイルスが使われた形跡はなかった。

 また、神奈川県警は14日、昨年9月に別のウイルスをサーバー上に保管したとして、新潟県の高校2年の男子生徒(17)を書類送検した。

 県警によると、男子生徒は自身のブログにウイルスの作り方を掲載し、「閲覧数を増やして広告収入を得たかった」と供述。約9000円の収入があったとみている。(共同)