お片づけは「捨てる」が基本です。
まずは「捨てる」を終わらせないと、収納に進むことができません。
不要なモノを迷わずポイポイ捨てられたら気持ちいいですね。
しかし実際は、迷って迷って・・・結局捨てられない。
「捨て」のモチベーションを上げて、すんなり捨てられる体質になるための、気持ちの整え方です。
ーーー
片づけるための「買い方・もらい方」の記事はこちら▼
「捨てる」は慣れ・必ず捨てられる
誰でも最初から捨てられたわけではありません。
迷って、捨てて。
捨てて。迷って。
迷って、迷って、捨てられなくて…。
これを繰り返すことにより「捨て筋力」が鍛えられ、捨てられるようになるのです。捨てることもトレーニングなのです。
でもできればあまり時間をかけず、スッキリきれいにしたいですよね。
わたしが実践しているのは、捨てられない理由を分析することと、捨てモチベーションを上げる言葉を反芻することです。
「ときめくかどうか」だけで判断できない人にもオススメします。笑
ーーー
分析はこちらから▼
「365日のシンプルライフ 」方式
「365日のシンプルライフ 」は2014年日本公開のフィンランド映画。
失恋をきっかけに、自分の持ち物をリセットする様子を描いた、主演ペトリの実体験に基づいています。
ルールは以下の通り▼
- 自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
- 1日に1個だけ倉庫から持って来る
- 1年間、続ける
- 1年間、何も買わない
空っぽの部屋&全裸でスタート、スゴイですね!しかも雪!
これをやってみましょう!
・・・・・というわけではありません(あたりまえ)。
モノを捨てるかどうか迷ったら、自分に問いかけましょう。
「1日1個しか持ち帰れなかったら、コレを選ぶだろうか?」と。
ドミニック・ローホー「シンプル主義」方式
ミニマリストといえばこの人!のドミニック・ローホーさんの著書「シンプルに生きる」には、「シンプル主義の37ヵ条」がのっています。
その中のひとつ。
自分の家が火事になったと想定し、
まずなにを買うべきかリストを作ってみる
ドミニック・ローホー「シンプルに生きる」より
考え方としては、365日と同じですね。
なにもないところからスタートするとしたら、なにを選ぶか。
しかもこの場合「買う」わけです。
「再びお金を払ってでも、それは手に入れたいモノですか?」
捨てるとき迷ったら、自分に問いかけてみましょう。
「シンプル主義の37ヵ条」には他にもとてもよい言葉があります。
「大事なもの以外なにもいらない」もそのひとつです。
「これ(モノ)はわたしを幸せにしてくれるか?」と問いかけるのもいいですね。
37ヵ条はぜひ読んでもらいたいです。
「フランス人は10着しか服を持たない」方式
ベストセラーになったこの本、読んだ人も多いのではないでしょうか。
カリフォルニア出身のジェニファーが、パリで学んだ「暮らしの質」を高める秘訣が書かれています。
ジェニファーのホームステイ先、上質な暮らしを教えてくれたマダム・シック一家のポリシーが、「いちばん良い持ち物をふだんから使う」です。
想像してみてください。
あなたが持っている中で、いちばん上質なセーターはどれですか?
そして今着ているセーターはなにですか?
ついつい2軍・3軍のものばかり使ってしまい、いちばん良いものは使わずとっておく。そんなことばかりしていると、どうでもよいモノがどんどん増えてしまいます。
ふだんから良いモノを使うことは、自己肯定感を高めることにも役立ちます。
自分は良いモノを使う価値があるのだ、と思えるようになるのです。
モノを捨てるかどうか迷ったとき、いちばん良いモノを残して、それ以外を処分してみましょう。
きっとあなたも「シックでオシャレ」になれるに違いありません。
「捨てる」に迷ったら思い出す
捨てモチベーションを高める言葉があったら、メモしておいて、ときどき思い返しましょう。「捨てる」に迷ったとき、効果的です。
捨てることと片づけが趣味のわたしでも、気持ちが乗らないことがあります。
そんなときはわたしも上記の言葉を思い出して気持ちを奮い立たせます。
スッキリ捨てて、スッキリ暮らしましょう。
ーーー
オススメの片づけ本の記事はこちらです▼