今、選ぶなら「3通」が正解!これがクレジットカード選びの新基準(2018.03.15)

これまでカード選びの基準といえばポイントの還元率だった。ところが、昨年、1.5〜2.0%といった高還元率カードが軒並み「改悪」や新規発行停止となり、カード選びの基準が今、大きく変わろうとしている。
クレジットカード評論家・岩田昭男さんが解説します!
クレジットカードのオピニオンリーダーとして、30年近く取材・研究を続けている。利用者視点に立った鋭い評論に定評がある。著書に『Suicaが世界を制覇する』(朝日新書)。
◎エンドユーザーに一番近い3通カードに着目せよ!
カード会社が、「改悪」や新規発行停止といった思い切った措置を取った理由は、高還元率の原資負担に耐えられなくなったためだ(図1)。以前は還元率のランキングを見ればどれがお得なカードか一目でわかったが、どのカードもほぼ同じ還元率(1%程度)になってしまった今、還元率を基準にしたカード選びができなくなった。
そこで、還元率に代えて、(1)「付帯保険」を新しい物差しにする(海外旅行傷害保険やショッピング保険を特別視する)(2)「総合点」で評価する(年会費やポイントなどスペックごとに点数をつけて比較)(3)「ゴールドカード」を新しい基準にする、などの案が出ている。しかし、「保険」はあくまで「もしも」のサービス、「総合点」は公平性を担保できるか疑問、「格安ゴールドカード」では大した特典は期待できないとあって、ポスト高還元率の候補はいずれも「帯に短し襷(たすき)に長し」だ。
クレジットカードは発行会社によって系列に分かれている。その中で、注目したいのは、交通系、流通系、通信系(ネットを介した流通も含む)の3つだ。これを私は、共通する「通」の字を取って〝3通カード〟と呼んでいる。たとえば交通系ならビューカード、流通系ならイオンカード、通信・ネット系ならdカードなどだ。これらのカードは身近で利用機会が多いためポイントの貯まりも早く、ポイント利用も簡単だ。
また、3通カードの発行会社は、いずれも厳しい消費者の目にさらされ、熾烈なカードサービス競争を繰り広げている。そこで、私は3通カードを新しいカード選びの基準にすることを提案したい。
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