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A/Bテストを重ね、画面デザインを工夫
人手不足や店員の採用難への対策にも余念がない。店員向けの大きな画面に宅配便やチケット、金券販売など多様なサービスの受け付け方法を細かく表示。採用したばかりの新人でも、マニュアル無しで操作できるように配慮している。
ローソンの高原理彦店舗システム部部長は「従来はユーザーインタフェース(UI)の設計にさほど注力していなかった。だが新型レジへの刷新に際しては、UI重視の姿勢に変えた」と話す。UI設計のため開発チームにデザイナーを入れ、複数のデザイン候補から操作しやすいほうを選ぶA/Bテストを重ねたという。
フルタッチディスプレーの採用には、UIの変更をしやすくする狙いもある。「従来型レジはサービスの追加や業務変更のたびに、その内容を無理やりレジに反映することを繰り返してきた。そのため操作が複雑になってしまった。新型レジではソフトウエアの変更だけで、操作方法を柔軟に変えられるようになった」(高原部長)。
2018年6月以降には店員の操作画面の多言語対応も予定している。日本語の他に、英語、繁体中国語、簡体中国語にも対応。日本語が得意ではない外国人の店員でも操作しやすくしている
食品スーパーなどでの導入が多い自動釣り銭機の本格導入も、コンビニ大手では初めてだ。現金を投入すれば釣り銭が自動的に出てくるのでわざわざ数える必要がなく、間違いもない。レジ処理時間の短縮につながる。「現金に触れる時間や緊張感を減らし、その分を『からあげクン』の調理など、他の業務に使ってもらいたい」(秦野副本部長)。