今日、成績が発表されて必要単位が揃った。自分の勘違いがなければ、予定どおりに大学を卒業ができる。
1年目は予備校に通うも、合格したのは地元の私立大学。結果に満足できず、もう一年は宅浪を選んだ。
人間は昨日今日で新しい自分になれる訳でもなく、学力は伸びず、合格安全圏の地方国立大学に進学した。
学部は経済学部。選んだ理由は「生きていく上で9割の事柄を支配しているお金のことについて知りたかった」から。
寂しかった浪人生活も大学入学で変わると思いきや、周りの勉強や世の中の出来事へのモチベーションの低さに幻滅。
何故なら、僕は2年の間に「大学生という生き物は毎日友達と世の中のことや勉強のことについて高度な議論を戦わせている」との幻想を抱いていたからだ。
しかし、現実は議論すらなく、また議論をしてもそもそも事象に対する基礎知識がなくて「2ちゃんねる」の方がマシなのではと思える程であった。
学部の授業も最初の2年半は楽しかったけれど、だんだんマンネリ化したことや一人暮らしのアパートにひきこもって引きこもってしまい外出しなくなる。
いま思い返すと軽い鬱状態だったんだと思う。
1年の夏頃から始めた居酒屋のバイトは結局3年生の秋まで続けることになるが、いま思い返しても嫌な想い出しかない。
板前からは客の前で毎日怒鳴られるし、タイムカードを押した後でも平気で1時間は皿洗いや掃除をさせられるし、夕方から日付が変わって深夜まで7時間ほど働くも6000円ほどにしかならないしで最悪だった。しかも、翌日は一日中眠かった。
3年生の頃はサークルでの友人関係や彼女もできたこともあり、この時期は単位を一つも落とさなかった。また学部の勉強以外も非常に充実していた。
4年生には遅れながらも4月頃から動き始め、金融関連の勉強をしてきたので証券会社を中心に受け内定もそこそこ貰えた。
しかし、いざ年度末を迎えるも卒業単位が10単位も足りなかった。周りには「勉強はした」なんて言い訳もしたが実際は、家でスマホばかり見ていた。
結局、内定が決まっていた。上場会社は入社直前に断ることとなった。
24歳で大学5年生となった。前期は全単位を取ろうとしたが結局8単位しか取得できなかった。簿記すらも落とした。
9月に決心してもう一度就活を始めた。内定は一部上場の会社を含めて2社ほど貰えたが、色々考えて大学がある県の中小企業に行くことにした。
最終的には高校を卒業してから、浪人と留年を含めて7年が経過した。
小さい頃から勉強が苦手だった自分が今は勉強する喜びを知れたことが一番の成果だったと思う。そのことに大きな感慨を覚える。
色々言い訳して来たけど、ここには自分のホントのことを書いておく。
ああ、すっきりした。
おつかれ様。真面目な人なんだね
結構歳食ってても現役大学生なら上場企業から内定もらえるんだな マジで今は売り手市場なんだ